
テレ東の人気番組「日向坂で会いましょう」(毎週日曜深夜1:05、Leminoにて配信中)。9月28日の放送では、「日向坂46下剋上バトル!」がおこなわれた。番組MC、オードリー・若林正恭の生誕を祝う誕生日企画が6年ぶりにおこなわれ、メンバー一丸となって祝う姿が見られる。
■5期生の特技発掘のため、先輩への下克上企画
今回の企画は「5期生はかませ犬じゃない!日向坂46下剋上バトル!」の前半戦。本企画では先輩に追いつくべく5期生の特技発掘をするため、先輩の胸を借りて下剋上バトルに挑む。特技奪取となるか返り討ちとなるか、5期生の奮闘に期待がかかる。
最初のバトルは大田美月が選んだ河田陽菜の得意分野、「足つぼ大縄」。“得意分野”というだけあって、河田は足つぼマットであまり痛みを感じないのだという。「みんな痛いなっていうリアクションしてるから、やっぱ合わせないといけないじゃないですか」と語るほど、同競技でのダメージはないと自信満々だ。
この対決では大田軍と河田一派に分かれ、「足つぼ大縄」でより多く飛んだ側が勝利とすることに。ただマットの上に立った時点で動きが固まってしまった平岡海月と森本茉莉。結局2人は1度も飛ぶことなく、河田一派は0回、対する大田軍は3回という記録を出して「得意分野奪取」という結果を掴み取った。
続いてのバトルは、下田衣珠季が高橋未来虹の得意分野である「ぶら下がり耐久」で対決希望。下田と片山紗希からなる「下田軍」VS「最終的にメンタルかなって」と語る高橋と渡辺莉奈の「TW砲」の対決が始まると、最初に脱落したのは片山。その後も高橋が語っていたようにメンタルの戦いが繰り広げられつつ、続いて下田が脱落。先輩の威信を見せつけるように、1人も欠けることなくTW砲が快勝を果たす。
■一進一退の下剋上バトルの均衡は崩れるのか
3戦目は蔵盛妃那乃から石塚瑶季の「負け顔」をかけた対決。ちなみに得意分野が「負け顔」とはどういうものことなのかという質問に、石塚は「4期で1番不憫なので!」と“一代目不憫”…いや“初代負け顔”の富田鈴花から継いだ特技だと主張する。
こちらも2つのチームに分かれ、ロシアンルーレット方式の負け顔発生トリガー「わさびずんだ」を当てた際に出てくる“咄嗟の負け顔”をチェック。なお今回のバトルで2代目負け顔に選ばれたのは、なんと金村美玖だった。
辛さを全力でアピールしながらも、水を飲んだりバケツに吐くといった救済措置になかなか手を付けないパフォーマンスが番組MCのオードリー・若林正恭に「これぞ負け顔だ!」と刺さったようだ。5期生に奪取される形ではなかったものの、石塚が金村に奪取されるという意外な形で幕を下ろす。
前半最後のバトルは片山が正源司陽子の「大声」を選択。正源司は小学校の間習っていた空手において、本来“型の形”で勝敗が決まる競技にも関わらず「型間違えても声だけで…3位まで行ったことがあるんですよ」というエピソードを持っていた。今回のバトルはシンプルに、それぞれがイメージするシチュエーションで最も大きな声を出したメンバーの勝利となる。
「花火の音に告白がかき消されてしまう」という少女漫画あるあるをぶち破る「春日先輩と花火大会デート」で挑戦した正源司は54デシベルという結果に。さらに「初めてのひなあい収録」と番組初登場時のシチュエーションをイメージした佐藤優羽は36デシベルを出すのだが、ここで事件が発生。平尾帆夏が「舞台サザエさんより、要となるセリフを言うワカメちゃん」で驚愕の199デシベルを叩き出したのだ。
文字通り桁の違う数値を記録した平尾だったが、春日校長から「ライン超え」という判定を受けて失格に。マイクに近づきすぎないように引かれていたラインを、上半身が大きく乗り超えていたとのこと。平尾は飛び跳ねながら抗議したものの、残念ながら判定は覆らず。他にも挑戦者が登場する大声バトル。優勝者については後半戦に持ち越しとなる。
■一進一退の下剋上バトル、後半戦ではどのような展開になるのか
今回の放送では、「日向坂46下剋上バトル!」の前半戦が放送された。先輩の得意分野はここまで「足つぼ大縄」は奪取、「ぶら下がり耐久」は防衛される形となっており拮抗している状態だ。続く「大声」については前半戦時点では防衛される流れのようだが、後半戦での5期生の巻き返しに期待したい。
得意分野はイコールで各メンバーの個性。取った取られたでなくなるようなアイデンティティーではないものの、5期生にとっては公式に「こういうキャラクター」と知ってもらいやすくなるチャンスだ。もちろん先輩が全力で戦うからこそ盛り上がる企画でもあるので手加減はNGだが、5期生には引き続き奮闘してほしくなる。
次回予告のテロップは「パイセンの壁撃破なるか!?」と後半戦の内容に期待を持たせる内容が。後半戦でも自分達の得意分野を発掘すべく奮闘する5期生に、そしてその座を守ろうとする先輩たち。2つの勢力の戦いはどうなっていくのか、次回の「ひなあい」からも目が離せない。

