
仲野太賀が主演を務める大河ドラマ「豊臣兄弟!」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)が放送中。第13回の放送を終え、小一郎(※のちの豊臣秀長/仲野)の妻となる慶を演じる吉岡里帆からコメントが到着した。
■大河ドラマ「豊臣兄弟!」とは
大河ドラマ65作目となる同作の主人公は、豊臣秀吉の弟・豊臣秀長。強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡を、天下一の補佐役・秀長の目線でダイナミックに描く、波乱万丈のエンターテインメントドラマ。脚本は八津弘幸が務める。
仲野演じる豊臣秀長の兄・豊臣秀吉を演じるのは池松壮亮。登場時の名は藤吉郎(のちの豊臣秀吉)で、小一郎の3歳年上。尾張中村の貧しい農家で生まれ育ったが、主君である戦国武将・織田信長(小栗旬)の下でメキメキと頭角を現し、ついには天下統一を果たすという役どころだ。
■吉岡里帆コメント 慶と小一郎は「出会うべくして出会った二人」
第13回(4月5日放送)で明らかになりましたが、慶の夫は織田軍との戦で討ち死にしています。慶にとって織田は、いわば仇です。愛する夫を亡くした彼女は、弱さは決して見せない、誰とも心を通わせない、というかたくなな思いを抱えています。「心は、お前たち織田のものには指一本触れさせぬ」というせりふは、演じる上で特に強く意識した部分ですが、やはり苦しくもなりました。
今の慶は、小一郎のことをまったく信頼していません。ただ、二人はそれぞれ戦で最愛の人を失ったという、同じ痛みを抱えています。そう考えると、この二人は出会うべくして出会ったのではないかと思います。必然的に夫婦となっていく過程を、時間をかけて丁寧に紡いでいきたい。そして(仲野)太賀さんと一緒に、夫婦としての太い絆をしっかりと築き上げていけたらと思います。
太賀さんは、俳優としてはもちろん、一人の人間としても深いところで向き合ってくださる方だと感じています。この人のためならみこしを担ぎたいと思わせてくれる、主演として本当にすばらしい存在です。
池松(壮亮)さんもまた、心から尊敬している俳優です。今回が初共演ですが、とてもナチュラルで柔らかく、自然とその場をリラックスさせる空気を持ち合わせていて、「大丈夫だよ」と背中を支えてもらっているような感覚になりますね。お二人のお芝居は、実際の仲の良さがそのまま表れているように思います。特に太賀さんは、池松さんとのお芝居がいちばん良い表情をしている気がして。お二人が演じる豊臣兄弟は応援したくなります。
慶が登場するまでの物語は、いち視聴者として楽しんでいました。それぞれのキャラクターが立っているからこそ、直(白石聖)が亡くなるシーンは本当に切なくて。もちろん結末は知っていたのですが、「どうにかならなかったのかな」と思ってしまうほどでした。
豊臣兄弟はどちらも魅力的ですが、私は小一郎のような人が好きです。周りを一生懸命サポートしている小一郎を、しっかりと支えたいと思います。カリスマ性を持つ信長(小栗旬)とは、また違った魅力を持つ人物ですよね。慶自身は支える人を支える存在、いわば「影の影」のような人だと思っています。 その影の、黒くて芯のある濃さを、より際立たせるようなお芝居ができたらと思います。

