高学歴をひけらかす上司と一緒に仕事をしていた時期がありました。彼は現場の意見を軽視し、独断で仕様を変更するなど、強引な進め方ばかりでした。その結果、ある日とんでもない事態が起きてしまったのです――。
現場を無視する上司の独断
上司のAさんは、自分の考えを最優先するタイプでした。会議では私たち現場の意見を遮り、聞く耳を持とうとしません。
「この仕様でいきます」と言い切り、リスクの指摘をしても取り合ってくれないことが何度もありました。私は不安を抱きながらも、日々の議事録や資料を丁寧に残し続けていました。
重大な不具合と原因究明
その不安は的中しました。ある日、プロジェクトで重大な不具合が発生したのです。原因を調べると、それはAさんが押し通した仕様変更の見落としによるものでした。私は過去の議事録と資料を一つひとつ確認し、会議で冷静にこう伝えました。
「こちらの資料をご覧ください。当初からリスクが明記されています」
証拠がそろっていたため、Aさんは何も言い返せませんでした。最終的にAさんは責任を問われ、プロジェクトから外されることになりました。

