家に入った警察官から、家族の個人情報や当時の状況を厳しく追及される智美。「5分で命を落とす子もいる」という言葉に、自分の甘さを痛感し泣き崩れる。児童相談所との連携も示唆され、恐怖と後悔に支配される。
まるで犯罪者になったような、恐怖の時間
リビングの暖房を最大にしても、私の心の震えは止まりませんでした。理人はようやく泣き止み、大地とみおのそばで力尽きたように座っています。 目の前には、手帳を開いた警察官たち。
「では、改めて。お名前と生年月日、ご主人さんの勤務先、お子さんたちの通っている小学校と幼稚園の名前を教えていただけますか?」
1人、また1人と家族の情報を読み上げ、書き留められていく。それはまるで、自分が犯罪者として記録されているように思えました。
私を追って、初めて1人でドアを開けたわが子
「今まで一度も、お子さんを置いて出たことはなかったんですか?」
「はい……本当に、今回が初めてです。雪が降っていて、末っ子が寝てしまって、上の子を迎えに行く5分だけならと……」
「お母さん、その『5分』で命を落とす子もいるんですよ。この子は自分で鍵を開けたと言っていますが、いつもは開けられないんですか?」
「……はい。今まで一度も自分で開けたことはありません。まだまだ背が足りないだろうと思っていて……」
自分の見通しの甘さが、情けなくて、申し訳なくて、涙が溢れて止まりませんでした。

