突然の別れ
ガシャーン!!
しばらく眠った私は、突然の大きな物音にハッとし、目を覚ましました。
「えっ、なに――!?」
慌てて階下に降りると、キッチンで姑が、顔面蒼白で倒れているではありませんか。
「お義母さん!」
すぐに救急車を呼びましたが、姑はそのまま帰らぬ人となりました。
最期に作ってくれたのは、私の大好物だった
「あなたに謝りたいと、ずっとおっしゃっていたんです」
後日、施設の職員から聞かされた私は、愕然とします。
あの日、台所には煮物が鍋いっぱいに作ってありました。
甘辛く、ほくほくの煮物――。
姑は、最期に私の大好物を作ってくれたのでした。

