彼女がバンドを辞めた理由が知りたい…親密ゆえのジレンマを描いた作品に「ふたりは絶対大丈夫」【漫画】

彼女がバンドを辞めた理由が知りたい…親密ゆえのジレンマを描いた作品に「ふたりは絶対大丈夫」【漫画】

『気になってる人が男じゃなかった』が話題
『気になってる人が男じゃなかった』が話題 / (C)新井すみこ/KADOKAWA

コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、2026年2月19日に第4巻が発売された、『気になってる人が男じゃなかった』(KADOKAWA刊)より『ごまかし』をピックアップ。

新井すみこさんが3月1日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、6万件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、新井すみこさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。

■聞きたいのに聞けない彼女の気持ち
『気になってる人が男じゃなかった/ごまかし』(1/4)
『気になってる人が男じゃなかった/ごまかし』(1/4) / (C)新井すみこ/KADOKAWA


バンドのライブ中、曲のサビ部分で突然演奏をやめてしまったみつき。その後、みつきはバンドを辞め、ギターも触らなくなってしまう。

その後、あやといてもバンドの事について一切話さないみつきに、なぜ気持ちを話してくれないのだろう、とモヤモヤしていると、突然あやの弟たちがカブトムシを手に陽気に登場し、びっくりしたあやはみつきに抱きつくのだった。

作品を読んだ読者からは、「みつきちゃんが音楽で笑える日が早くきますように」「おとうとさん達フォローナイスすぎ」など、反響の声が多く寄せられている。

■作者・新井すみこさん「『付き合うことのジレンマ』を描きたい」
『気になってる人が男じゃなかった/ごまかし』(3/4)
『気になってる人が男じゃなかった/ごまかし』(3/4) / (C)新井すみこ/KADOKAWA


――3月に投稿された『ごまかし』というお話を着想したきっかけを教えてください

付き合いはじめて2年が経つみつきとあやには、もはや親友を超えた絆のようなものがあると思います。でもそういう関係って、時に寂しいこともあるんじゃないかと思うんです。

お互いの気持ちを、まるで本のようにすらすら読めてしまう。でも同時に、人として踏み込まれたくない領域も存在する。親密だからこその難しさもあるのかな、と。

この話の二人には、まさにそんな軋みが生じているわけですが、長い時間をかけて培ってきた愛情があるから、けっきょく磁石のように引き寄せられしまう。なんというか……そんな「付き合うことのジレンマ」を描きたいという気持ちから生まれた話です。

――『ごまかし』を描いたうえで、こだわった点や注目してほしいポイントがあればお教えください。

2人のナチュラルなスキンシップと、この何年かの期間でさらにみつきに懐いたあやの弟たちとのじゃれあいです。家族公認の関係を描くのが好きなので、楽しかったです。

――主人公・あやとみつきの関係性を描く際に意識していることがございましたらお教えください。

音楽で繋がっているけれど、結局2人はかなり違うタイプの人間です。だからこそお互いに惹かれ合うけれど、分かり合えないときの距離感が一層もどかしい。みつきは昔から殻に入りがちで、あやは殻を破りがちなので、そのバランスを意識しています。

表面的なところだと、みつきの手はいつもあやの腰あたりにありがちです。

――2026年2月に『気になってる人が男じゃなかった』のコミックス第4巻が発売されましたが、最新刊の見どころをお教えください。

2人がやっと親友を超えて関係性を前進させる巻なので、成長を感じていただけるかなと思います。さんざん躊躇ってきた2人もやっと素直になりはじめて、私自身もホッとしています。

――最後に、『気になってる人が男じゃなかった』を通して、読者に伝えたいメッセージがあればお教えください。

連載してもう4~5年?ですが、描き続けられるのは読んでくださる方々がいるからで、もし皆様がいなかったらとっくに終了していたお話だと思います。最高の意味で、読者の方々に突き動かされて描いています。いつもこの漫画のバックボーンになってくださりありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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