深夜の痴話げんかから警察沙汰となり、玲奈はネグレクトをうたがわれ、子どもたちと引きはなされる。実母から絶縁を告げられ、どん底に落ちても、SNSで「悲劇のヒロイン」を演じる玲奈…。妊娠中のサユミは、自身の家族を守るため、玲奈と距離をおくことを決める。
友人が警察へ…?
数か月後、事態はサイアクの事態へと発展しました。
深夜、私のスマホに、玲奈から着信がありました。翌朝、その通知に気が付き折り返すと、電話に出たのは玲奈ではありませんでした。
「サユミちゃん?折り返しありがとう…。玲奈の母です」
「え…おばさん?ご無沙汰してます…。玲奈は?何かあったんですか?」
「実は…玲奈が、警察に連れて行かれたの」
ふるえる声で語られた内容は、凄惨なものでした。
ネグレクトのうたがいで、わが子をうしなった友人
玲奈と彼氏が、深夜にはげしい痴話げんかをくり広げ、近隣住民の通報で警察がかけつけたこと…。
部屋の中は、ゴミだめのようで、子どもたちは泣き叫び、育児放棄(ネグレクト)のうたがいがあるとして、警察から児童相談所…そして、実家へ連絡がいったこと。
「あの子にはもう、母親の資格なんてありません。孫たちは、私が引き取って育てます。玲奈には、もう二度と会わせないつもりです」
おばさんの決意は固いものでした。
「毒親」だと玲奈が罵っていた実母こそ、最後まで子どもたちの安全を考えていた、唯一の大人だったのです。

