
ミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」の公開ゲネプロと開幕記念会見が、4月7日に東京・日生劇場にて行われ、開幕記念会見に堂本光一、観月ありさ、鈴木ほのか、芋洗坂係長、岸祐二、彩吹真央、小金輝久、瀧上颯太、古正悠希也が登壇。初日を迎える心境や互いの印象などを語った。
■甘くてビターな心温まるミュージカルが待望の再演
2023年に東京・帝国劇場で初演を迎え、独創的な演出とパフォーマンスで絶賛された同ミュージカルは、1964年の出版以来、児童文学の金字塔として世界中で読み継がれ、1971年・2005年には映画化もされた、ロアルド・ダールの名作「チョコレート工場の秘密」が原作。
2013年に英・ウェストエンドで初演されると、週間チケット売上最高記録を樹立。2014年にはローレンス・オリヴィエ賞で衣裳デザイン賞、照明デザイン賞を受賞し、のちにブロードウェイでも上演されるなど、エンターテインメント史にさんぜんと輝く大ヒット作となっている。
日本版翻訳・演出は、東京2020パラリンピック開会式を演出し、オリジナル・翻訳を問わず話題の演劇・ミュージカル作品を数多く手掛けるウォーリー木下が担当。日本オリジナルの新演出で唯一無二のステージを作り上げる。
初演でウィリー・ウォンカを独自の解釈で魅力的に体現した堂本をはじめ、観月、鈴木、芋洗坂、岸、彩吹らバラエティー豊かなキャストも再集結。そして新たに、小金、瀧上、古正がチャーリー・バケット役をトリプルキャストで務める。
■堂本光一「27年ぶりにこの場所に立たせていただきました」
会見冒頭、堂本は「3年ぶりに再びこうしてウィリー・ウォンカ役を演じられることをとてもうれしく光栄に思っておりますし、私事ではあるのですが、ここ日生劇場は私が初主演の舞台をやった場所で、27年ぶりにこの場所に立たせていただきました」とあいさつ。
そして、「日生劇場の空気とか雰囲気とか、やりながらいろいろと思い出すことがあるかなと思ったんですけど、何も思い出せませんでした(笑)」と話し、笑いを誘った。
観月は「3年ぶりということで、子役たちもみんな新しくなりまして、本当にみんなしっかりしていて、逆に大人よりしっかりしているんじゃないかというぐらいなので、これから最後まで一緒に乗り切っていきたいなと思います」とコメント。
鈴木は「各家族の絆が初演よりも百倍くらい深くなっていて、また光一さんのウォンカがより美しくよりかっこよくなって、本当に素晴らしい作品になっているなと思っています」と熱弁。

出演を予定していた小堺一機が、けがのため当面の間休演することになり、芋洗坂は「小堺さんはジョーじいちゃんのように舞台以外でもみんなにいつも楽しいお話をしてくださる方なので、これからちょっとの間は出られませんけれども、また帰ってきたら楽しいお話を聞かせていただければと思います。その間、一生懸命このメンバーで乗り切っていきたいと思います」と意気込んだ。
岸は「3年ぶりにこの世界に帰ってこれたこと、それからこの作品をお届けできること、本当に幸せに思っております。みんなの絆を強めていきながら、千秋楽まで楽しく元気よく皆さまにお届けできたらいいなと思います」と宣言。
彩吹は「初演は帝国劇場でしたが、日生劇場で今日やったら、皆さんの方から見えるか分からないですけど、場面によって天井のライトが変わっていて、やっている私たちも自然にそのイマジネーションの世界に入り込めました」と感激。
そして、「そうやってウォーリーさんとか皆さんがこの空間づくりをされているんだなと思うと、お客さまだけでなく私たちも楽しみながらこの『チャーリーとチョコレート工場』をお届けできる喜びを感じています。そういう日生劇場でしか味わえない『チャーリーとチョコレート工場』を楽しんでいただきたいと思います」と呼び掛けた。
古庄は緊張した面持ちながらも「3年前に(別作品で)日生劇場に立って、今もう一回チャーリー・バケット役で日生劇場に立てて本当にうれしいです。よろしくお願いします」と透き通る声であいさつ。
小金は「初めて立つからすごく緊張します。でも、今日初日を迎えられてとても幸せです。千秋楽まで応援よろしくお願いします!」と元気いっぱいな笑顔を見せた。
瀧上は「やっぱり皆さんおっしゃいましたけど、小堺さんがいないのがすごく寂しくて、お手紙を書いたんです。そのお手紙の中に肩たたき券を入れて、いつでも肩たたきができるように」と小堺に思いを馳せつつ、「これから千秋楽まで何卒よろしくお願いします」と大人顔負けの発言で盛り上げた。

■堂本光一は“スター”であり優しい“お兄さん”

堂本は「(チャーリー・バケット役の)3人だけじゃなくて、子どもたちみんなそうなんですけど、日に日に、同じ芝居をやるのではなくて、トライし続けているんですよね。テンションにしても、いろいろ自分で発見しながらやっている。それをこの年齢からできるというのは、末恐ろしいなと思います」と感心しきり。
一方、子役の3人に堂本の印象を聞いてみると、古正は「スターです」と一言。そんな古正に堂本は「いえーい!」とハイタッチを求め、ここまでずっと緊張気味だった古正にようやく笑顔が戻る。そして、小金は「稽古のときに、『今日ここよかったよ』とか『もうちょっとあそこゆっくり言ってみたほうがいいと思うよ』とか言ってくれる優しい“お兄さん”です」と回答。
瀧上も「小金くんがおっしゃったとおりで、キャンディーショップの場面で『ありがとうおじさん、きっと来るよ』というセリフがあるじゃないですか。あれめっちゃ言いづらくて。お兄さんなのにおじさんと言うのがすごく悲しい。いつもキラキラしていて、こんなかっこいいのに、おじさんと言うのがなんか申し訳ないなって」とコメントし、堂本は大笑い。
続けて、堂本は「毎日どんどん進化していけると思うんですよね。自分も再出発ができたというか、新しい発見をしながら稽古を積むことができたので、その気持ちを忘れないまま博多でも大阪でも頑張りたいなと思います」と力を込める。
そして、「今日の最後のこの稽古で自信を持って、いよいよ公演に臨めたらなというふうに思っておりますし、小堺さんには今はどうかゆっくり休んでいただいて、そしていつでも戻ってきていただける場所というのもみんなで用意しておきたいなと思っております。どうか最後まで、皆さん、ご支援のほどよろしくお願いいたします」と呼び掛け、会見は終了した。
ミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」は、3月27日~31日の埼玉・ウェスタ川越 大ホールでのオープニング公演を経て、4月7日~29日に東京・日生劇場、5月6日~28日に福岡・博多座、6月5日~12日に大阪・フェスティバルホールにて上演される。


