
名作文学に書かれた知識で事件を解決していく「月夜行路 ―答えは名作の中に―」(毎週水曜夜10:00‐10:54、日本テレビ系)が4月8日(水)にスタートする。文学オタクのバーのママ・野宮ルナを演じる波瑠と、家庭の悩みが多い専業主婦・沢辻涼子を演じる麻生久美子にインタビューを実施した。
■演じるキャラクターの印象に「かなり新鮮」「気持ちはすごく分かる」
波瑠「全く違うタイプの2人が出会い、そこから大冒険のような旅に出掛けていく物語。台本を読みながらとてもワクワクしました」
麻生「名作文学を使い、こんな切り口があったんだと驚きました。新しいミステリーだと思います」
自称・小説家志望で、名作文学の膨大な知識を持つ洞察力の鋭いルナと出会ったことで、涼子は自分を取り戻していく。
波瑠「これまで私が演じてきた中で、ルナは一番チャーミングに描かれている女性。彼女は甘えるような気持ちでかわいらしい振る舞いをするので、かなり新鮮です」
麻生「涼子は自分の中で母であること、妻であることの役割が先にきている人。ですが、ルナさんと出会って旅をすることで、自分自身と向き合っていくのだと思います。私自身も母親なので気持ちはすごく分かります。母親の持つ包容力をルナさんに対しても出していけたらと思っています」
波瑠「ルナはすごく多面的な要素を持っているので、きっと私には想像もできない努力をして今の居場所をつくった人だと思います。その強さみたいなものを表現しつつ、彼女のバックボーンも見え隠れさせながら演じられたらと思います」
■食べ物に夢中な現場でのエピソード
大阪ロケも敢行し、息もぴったり合っているもようの2人。
波瑠「大阪ロケは新世界など普段のドラマ撮影では行くことがなかったので行けて楽しかったです。ドラマの中のように2人旅をしているような気持ちになりました。現地ではおいしいものをたくさん食べることができて幸せでした」
麻生「おいしかったけど、ちょっと撮影前に(波瑠さんに)食べさせ過ぎちゃいましたね(笑)。反省しています。でも本当に波瑠さんはよく食べるんですよ。そこがすごくすてきで、いろんなものを買ってあげたくなっちゃいます。すごくかわいいので」
波瑠「いつも食べ物をくださいますよね。ロケから帰ったらちゃんと体重が増えていました(笑)」
麻生「ロケは楽しかったけど初日の波瑠ちゃんのセリフ量はすごかったよね。しかもそのセリフを覚えたのって前日でしょ?もう驚きを隠せないです」
波瑠「セリフの中にたくさんの名作の話が入っているので、セリフを覚えながら、作家さんと作品がひもづいていって勉強になりました。でも前日に覚える量ではなかったですね。台本を開いて“やってしまった”と思いました(笑)」
麻生「初日のシーン以外でもルナさんのおしゃべりは本当に素晴らしい。ルナさんの天才的なところを楽しんでいただきたいです」
名作がキーワードになる本作。最近読んだ本を聞いてみると…。
波瑠「恥ずかしいですが全然小説などの作品は読めていなくて…。最近読んでいるのは、家を片付けたいので、物を減らすにはどうしたらいいか、みたいな実用書ばかりです」
麻生「分かる!私も最近となるとあまり読んでいなくて…。学生時代は角川ホラー文庫にハマって、貴志祐介さんとか気になった作家の本を端から読んでいました。本作で登場する作品だと、梶井基次郎さんの『檸檬』は好きです」
◆取材・文=玉置晴子
※「月刊ザテレビジョン」5月号より

