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モーツァルトは実は遊び人!?肖像画に隠された素顔とは

画家たちは肖像画で音楽を描いた

作曲家の肖像画には、“音”が聞こえてくるような点にも面白さがあります。構図や表情、手にするアイテムにまで意味が込められ、まるで音楽そのものを描いているようです。

たとえばバッハの音楽は、複数の旋律が重なって組み立てられていく「対位法的音楽」が特徴です。さまざまな音楽の形式を磨き上げて完成度を極限まで高めています。ぶれずにこちらを見据えるバッハの肖像も、彼の揺るぎない音楽性とどこか通じているようです。

画家たちは肖像画で音楽を描いたモーツァルトの楽譜, Public domain.

モーツァルトは軽やかで華やかな響きの音楽を多く創作しました。彼の装飾的で流れるような旋律は親しみやすく、多くの人が美しく感じやすい音楽です。それを表すように肖像画でも整った顔立ちや上品な装いで描かれ、優雅で洗練された印象が強調されています。

そしてベートーヴェンは、音楽性を徐々に変化させていったのが特徴です。活動初期には難聴に悩まされることもなく、明るく生き生きとした作品を創作していました。しかし中期に入り、難聴が深刻になると精神的な危機に直面します。

それを乗り越えた後の作品では素材の動機を重視して、より構成を意識した力強い表現が目立つようになります。晩年には聴力をほぼ失いながらも創作を続け、内面に触れるような静かな作風へと変化していきました。あの鋭い眼差しの肖像画は、ベートーヴェンの葛藤を表しているようにも感じられます。

【まとめ】音楽を“見る”という楽しみ方

肖像画は単なる人物の記録ではなく、「どう見せるか」という意図を持った一つの作品です。その背景を知ることでモデルの人生や性格まで感じられるでしょう。

「音楽は耳で、絵画は目で楽しむもの」そう分けて考えがちですが、アートと音楽は身近な存在でもあります。作曲家の肖像画を眺めてみると、彼らの音を感じられるかもしれません。

配信元: イロハニアート

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