弁膜症発症のリスクを上げやすい食べ物・飲み物
弁膜症の主な原因は生活習慣病による動脈硬化の進行です。そのため、生活習慣病を引き起こすような飲食物や生活習慣は、間接的に弁膜症を引き起こす要因となる可能性があります。
カロリーが高い、脂質が多い食べ物
揚物や炒め物、動物性脂肪が多いバターや油、菓子類、脂身が多い肉類、肉加工品、カップラーメンなどは、脂質異常症や糖尿病、高血圧などの生活習慣病のリスクを高めるため控えめにすることが大切です。血管の健康を守ることが弁の劣化を防ぐことにつながります。
ジュース、アルコール
ジュースやアルコール類は余計なカロリー摂取につながるため、控えめにすることが必要です。
アルコールは1日当たり20g(ビールだと500ml、日本酒1合程度)が適量とされているため、それを超える量を飲みすぎないこと、休肝日を週2-3日は作る事などが推奨されています。過度な飲酒は心筋にダメージを与え、機能性弁膜症を引き起こす要因となります。
タバコ(副流煙を含む)
動脈硬化を引き起こす大きな要因の一つであり、年齢・男女・人種を問わず、喫煙をすることで動脈硬化を進行させ、脳や血管の重大な病気を引き起こします。「まったく吸わない」ことが重要であり、電子タバコなどでも有害とされるため、禁煙を守る必要があります。また、喫煙している本人だけでなく、周囲の人が煙を吸うこと(副流煙)も喫煙と同様に動脈硬化リスクを上げます。
弁膜症の代表的な症状
弁膜症の症状は、その種類や進行度合いによって様々ですが、病気の初期には自覚がないことも多いです。心臓に負担がかかるにつれて様々な症状が出現するようになります。主な症状としては以下のようなものがあります。
息切れ(呼吸困難)
運動した時や横になった時に息苦しさを感じます。これは、心臓から全身への血液供給が滞り、肺に血液が溜まるためです。症状を落ち着かせるには安静が第一ですが、日常生活で頻繁に起こる場合は循環器内科の受診が必要です。
疲れやすさ・だるさ
心臓のポンプ機能が低下し、全身に十分な血液が供給されないために、疲れやすさやだるさを感じることがあります。以前より動けなくなったと感じる場合は、心不全が進行している可能性があるため注意が必要です。
むくみ(浮腫)
血液が心臓に戻りにくくなり、血管に滞留することで、特に足や顔などがむくむことがあります。靴が入りにくくなったり、夕方に足が重くなったりするのが特徴です。利尿剤などの処置が必要な場合があるため、早めに相談しましょう。
動悸・不整脈
心臓が不足した血液を補おうと、速く拍動したり、不整脈が引き起こされることで不規則になることで、脈の乱れや強い拍動を感じることがあります。
胸痛・失神・めまい
心臓の出口が狭くなることで、心臓の筋肉や脳などに血液が十分に遅れなくなることで、胸痛を起こしたり、脳への血流が一時的に不足することで失神や強いふらつき・めまいが起こることがあります。
肝腫大・腹水
右心系の弁(三尖弁、肺動脈弁)に問題がある場合に、肝臓が腫れたり、お腹に水が溜まったりすることがあります。

