脳トレ四択クイズ | Merkystyle
地上波では見られない「エンタメ純度100%」の衝撃 欲望とバズが交錯するABEMA「30時間限界突破FES」の到達点

地上波では見られない「エンタメ純度100%」の衝撃 欲望とバズが交錯するABEMA「30時間限界突破FES」の到達点

ABEMA「30時間限界突破FES」
ABEMA「30時間限界突破FES」 / (C)AbemaTV,Inc.

日本のテレビにおける「長時間生放送」と聞いて、多くの人が思い浮かべるのは、夏の風物詩である地上波のチャリティー番組だろう。涙と感動のドラマがあり、壮大なテーマで日本中を包み込む。

しかし、開局10周年を迎えたABEMAが放つ特番「30時間限界突破FES」(4月11日土曜昼3:00-12日日曜夜10:00)のラインナップを見ると、思わずニヤリとしてしまう。彼らは長時間テレビの王道フォーマットをなぞりつつも、人間の「欲望」とネットの「熱狂」を限界まで煮詰めた、エンタメ純度100%の狂宴を用意しているからだ。

■誰のためでもない、己のために走る「30時間マラソン」

長時間特番の華といえばマラソンだが、ABEMAが用意したのは『山本裕典 オファー待ち30時間マラソン』だ。彼が走る目的は「自分の仕事のオファーをもらうため」である。

『愛のハイエナ』の企画でホストクラブに飛び込んだ際、酒に酔い、悪態をつきながらも己をむき出しにして奮闘する彼の姿に、思いがけず心を打たれた視聴者も多いはずだ。今回も、何事にも全力で挑む山本が30時間走り続ける泥臭い姿に、私たちはまたしても胸を熱くさせられるかもしれない。

山本も「一人でも多くの人を勇気づけられるような、そんな姿を皆さんに届けられたら」と殊勝なコメントを寄せている。しかし、「オファー待ち」という企画の性質上、彼の言う「皆さん」とは「未来のクライアント」のことなのではないか……と思わず邪推してしまう。

誰かのための涙ではなく、自分のために汗をかく姿は、一周回って痛快ですらある。『愛のハイエナ』本編でホスト企画を見届けた、さらば青春の光・森田が放った「こんな企画で泣きたくないのに!」という名言。今回のマラソンもまた、そんな悔しさと感動が入り混じるような、視聴者の感情をガチャガチャに揺さぶる企画になりそうだ。
(C)AbemaTV,Inc.


■コンプライアンスの“安全圏”を突破する、圧倒的な「お笑い純度」

出演者に試練を与える点でも、そのベクトルは全く異なっている。総勢24名の芸人を36時間一睡もさせずにお笑いに挑ませる『完徹 〜不眠最強芸人決定戦〜』で描かれるのは、生理的限界(睡眠欲)との戦い。極限状態の先で、深夜テンションで剥き出しになっていく人間のリアルな姿だ。出演者の谷拓哉(パンプキンポテトフライ)は「ほんまに最悪、つらい、クソが」、ロングサイズ伊藤(や団)は「寝る企画と聞かされてたので、寝ないで来ちゃいました。助けてください」と、番組のPRとは思えないコメントを寄せている。
(C)AbemaTV,Inc.


さらに、炎上や不祥事で世間を騒がせた“ヤバい人”たちをあえて生放送に集結させる『愛のハイエナ特別版』や、千鳥・大悟の指示で“イヤな奴”になりきったノブが、FRUITS ZIPPER・仲川瑠夏らを相手に最低な発言を連発し好感度の急下降を狙う『チャンスの時間』など、地上波ならスポンサーが秒で青ざめる企画のオンパレード。

コンプライアンスの網の目を縫うように無難な番組作りが求められる現代において、ABEMAは「ヒリヒリするような毒」や「予定調和をぶっ壊す、圧倒的なお笑い純度の高さ」を真っ向から追求している。
(C)AbemaTV,Inc.

(C)AbemaTV,Inc.


■地上波特番を凌駕する「ネット発のバブル的スケール」

しかし、このフェスの恐ろしさは、こうした「深夜のコアなお笑い」だけで終わらない点にある。各界の頂点に立つトップたちを巻き込み、かつてのテレビが持っていた“バブル的なお祭り感”を現代に蘇らせているのだ。

その象徴が、ウルフアロンや市川團十郎という各界の至宝を「1000万円」という生々しい大金で狩りにいく『ウルフアロンから3カウント取ったら1000万円』『市川團十郎を笑わせたら1000万円』といったマネー企画。

『ウルフアロン』企画には大相撲元大関・把瑠都が参戦が決定し、格闘イベントとしても注目度の高い内容に。また『市川團十郎』企画には今井らいぱち、オダウエダ、ハリウッドザコシショウ、ママタルトなどR-1優勝者やM-1グランプリ決勝進出コンビが挑戦者として大集結する。
(C)AbemaTV,Inc.

(C)AbemaTV,Inc.


またチャンネル登録者数400万人超のコムドットによる『30時間パイから逃げ切れれば1億円!』。30時間連続で襲いかかるミッションに挑戦、失敗するたびにクリーム砲やパイ投げの罰ゲームを受け、逃げ切れば賞金1億円。地上波の大型特番すら凌駕する破格のスケールとマネーゲームを、トップYouTuberの企画に投下する。ネットとテレビが融合したハイブリッドなエンタメの姿がここにある。
(C)AbemaTV,Inc.

(C)AbemaTV,Inc.


■フィナーレは視聴者が自らの手で広めてきたリアルな『最強バズりソング』

そして、30時間の狂熱の果てに待つグランドフィナーレは『最強バズりソング歌謡祭』だ。

長時間の生放送といえば、最後は涙の大合唱で大団円を迎えるのが定番の風景だが、ABEMAが最後に用意したのは、FRUITS ZIPPER、Juice=Juice、後藤真希らによる世代を超えてSNSで“バズ”を生み出してきた楽曲と次世代アーティストたちの乱舞である。決して定番に落ち着くことなく、視聴者が自らの手で広め、熱狂してきたリアルな「バズの結晶」によるカタルシスを産もうとしている。

お行儀の良い涙はいらない。ただ、人間が欲望のままに極限に挑み、莫大な金が動き、エンタメ純度100%の笑いとバズでネット中が揺れる瞬間が見たい。ABEMAの「30時間限界突破FES」は、現代のテレビに対する最高に尖ったカウンターパンチであり、令和における「もうひとつの長時間テレビ」の完成形と言えるのではないだろうか。
(C)AbemaTV,Inc.

提供元

プロフィール画像

WEBザテレビジョン

WEBザテレビジョンは芸能ニュース、テレビ番組情報、タレントインタビューほか、最新のエンターテイメント情報をお届けするWEBメディアです。エンタメ取材歴40年以上、ドラマ、バラエティー、映画、音楽、アニメ、アイドルなどジャンルも幅広く深堀していきます。