まとめ

腹膜播種は多くの固形がんで起こりうる転移の形態であり、進行したがんのなかでも治療が難しい領域です。腹膜播種の進行速度は原発がんの種類によってさまざまで、膵がんや未分化型胃がんでは急速に悪化しやすく、逆に腹膜偽粘液腫などではゆっくり進行します。
腹膜播種が見られる場合でも、あきらめずに適切な治療を行うことで症状を改善したり生存期間を延ばしたりできる可能性があります。抗がん剤治療は腹膜播種に対する基盤となる治療で、症例によっては外科的手術による積極的治療が有効なこともあります。腹膜播種=何もできないではありません。患者さん一人ひとりの状況に合わせて、エビデンスに基づいた治療戦略を主治医と相談しながら立てていくことが大切です。
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