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他人に性的魅力を感じない女性が、彼氏とキス…溢れる感情に共感する読者続出「気が楽になった」【漫画】

他人に性的魅力を感じない女性が、彼氏とキス…溢れる感情に共感する読者続出「気が楽になった」【漫画】

アセクシャル(無性愛者)かもしれない女性に“恋のときめき”は訪れるのか…
アセクシャル(無性愛者)かもしれない女性に“恋のときめき”は訪れるのか… / 画像提供/東洋トタンさん

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、3月からヤングキングBULL(少年画報社)にて連載がスタートした『先生の罪と痕』の作者・東洋トタンさんの『ア・グッド・ビギニング』(投稿時タイトル『アセクシャルかもしれない女の子の話』)をピックアップ。

2026年2月16日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、多くの「いいね」と反響コメントが寄せられた。本記事では、東洋トタンさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。

■恋人らしい行動がしんどい…アセクシャル(無性愛者)かもしれない女性を描いた物語
『ア・グッド・ビギニング』より
『ア・グッド・ビギニング』より / 画像提供/東洋トタンさん

“恋のときめき”がわからないまま生きてきた女子大生の桐野。他人に性的魅力を感じられず、恋愛にも興味がなかった桐野は、周囲が当たり前のように合コンや恋愛で盛り上がる様子を見て「みんながやってるから私もやらなきゃ」と焦りや義務感のようなものを感じていた。

そして、強制的に参加させられた人生初の合コンで知り合った男子と付き合うことになった桐野。きっと、このままいけば自分も“恋のときめき”を感じて、みんなの“仲間”になれるだろうと思っていたのだが…。ある日、彼氏の家に行った桐野は、求められるまま抱き寄せられ、キスをする流れに。その時、桐野の心に溢れた感情とは――?

アセクシャル(無性愛者)かもしれない女性を描いた本作に、読者からは「ほとんど同じ経験をした」「わかりみが強すぎる」など共感の声が多く寄せられている。

■作者・東洋トタンさん「プロデビューをする前段階で最も反応を頂けた作品」
『ア・グッド・ビギニング』より
『ア・グッド・ビギニング』より / 画像提供/東洋トタンさん

――『ア・グッド・ビギニング』は、アセクシャル(無性愛者)をテーマにした作品です。本作を創作したきっかけや理由などをお教えください。

私が「アセクシャルの人を好きになった」からです。これを描いたのは2020年なのですが、当時の私はアセクシャルの知識が一切なく、その人を傷つけてしまいました。本作の男の子と同じ立場ですね。その後、アセクシャルについて調べる中で色々なことがわかってきて、反省の思いも込めて読切作品として仕上げました。

まだその頃はプロデビュー出来ておらず、自分が熱心に描けるテーマを模索していた気がします。

――本作を描く上で、特に心がけたところ、大切にしたことなどをお教えください。

第一に「世間と主人公の恋愛観のズレ」の感覚は丁寧に描こうと努めました。

私自身はアセクシャルではないのですが、男女が楽しく話してただけですぐに「付き合っちゃいなよ~」という空気になるのが苦手で、自分の経験談も盛り込みながら描きました。

第二に「性的に触れられた時の気持ち悪さ」も意識的に表現しました。

アセクシャル当事者の人の話を調べる中で「恋人になった異性でも、性的に触れられると嫌悪感を感じてしまう」という話が特に印象的だったので取り入れました。私が全然知らない人に触られてキモい感覚と同じ感じなんだろうな~、と想像しながら描きました。

――X(旧Twitter)には、読者から共感の声や「同じ経験をした」というコメントも見受けられました。今回の反響への感想をお聞かせください。

この漫画は2020年に作成し発表したものなのですが、当時から反響はありました。

プロデビューをする前段階で最も反応を頂けた作品だったので、強い手応えと、自分の漫画で感動してもらえる喜びを今作で知りました。

今回の再掲載にあたっても、色々な方から共感や感謝の声を頂き、とても嬉しかったです。自戒の気持ちも込めて描いた漫画だったので、私自身も少し救われたような気がします。描いてよかったです。

――HPのプロフィールには「生きるのが不器用な人たちの漫画を描いています」と記載されていて、今回の作品もまさに“生きるのが不器用な人”が主人公として描かれています。普段、漫画を創作する際に、どういったところから着想を得ているのでしょうか?

自分自身が生きるの不器用だなって思っていて、同じように、世間とのズレや孤独感を感じている立場の人々に共感し、応援したいという気持ちがあるのかもしれません。あとは、私自身が憧れるシチュエーションを漫画の中で叶えようとすることも多いです。冒頭で描いている「友人宅で宅飲み」とかすごく憧れてます。これ描いたの5年前なのに、未だ一度もできてない……うーん、不器用ですね。

――今後の展望・目標をお教えください。

読者さんにとって秘密基地になるような漫画が描けたらいいなと思っています。それは穏やかで安心できる場所かもしれないし、はたまたちょっと危険でディープな場所かもしれないです。本作は前者で、現在連載している「先生の罪と痕」は後者になるような気がします。

一番の夢は「映画化」です。

――最後に、読者やファンの方へメッセージをお願いします。

漫画はとても時間のかかる創作物です。それを丁寧に読み取ってくれる、楽しんでくれる読者さん方にはとても感謝しております。これからも楽しんで頂けるように頑張ります。単行本や連載もありますが、SNSでも作品は度々発表しているので是非ご覧ください。コミティアというオリジナル同人誌の即売会にも定期的に参加しておりますので、もし機会あればお会いしましょう。

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