ふと気がつくと、ソファやベッド、玄関マットで寝ている愛犬など、「うちの子、どこで寝るのが一番いいの?」と悩む飼い主さんもいるかもしれません。
犬にとって快適で安全な寝場所とはどのような環境なのか、いぬのきもち獣医師相談室の岡本先生が解説します。

引用元:いぬ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
犬にとって寝る場所は、単なる「寝床」ではなく「安心できる自分だけの場所」という役割を果たします。とくに室内で生活する犬にとっては、家族との距離感を自分で調整したり、ストレスから回復したりするための大切なスペースといえます。
体を休めるだけでなく、音や光を避けてリラックスしたり、不安なときに身を隠せる場所でもあるため、安心感のある寝場所の確保は愛犬の心身の健康に直結します。

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犬が安心して落ち着いて眠れる環境には、いくつかのポイントがあると考えられます。以下のポイントをチェックしてみましょう。
①静かで落ち着ける場所
テレビや人の出入りが多い場所や外の騒音が聞こえやすい窓際などは避け、静かな場所にベッドを設置しましょう。
②適度な温度と湿度
冷暖房の風が直接当たらない位置にし、夏は風通しよく、冬は床からの冷えを防げる工夫が必要です。
③段差が少なく、足元が安定している
とくにシニア犬や小型犬では、フローリングなど滑りやすい場所にクッション性のあるマットやカーペットを敷いてあげたほうがよいでしょう。
④人の存在を適度に感じられるような距離感
飼い主の近くで安心して眠りたい犬もいれば、少し離れた場所で静かに過ごしたい犬もいます。愛犬の性格を観察しながら最適な場所を見つけましょう。

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ケージやクレートに対して「ここに入れば安心できる」と犬に印象づけて眠る習慣を身につけさせておくと、来客時や留守番時の安全確保、災害時の避難にも役立ちます。子犬のうちから慣れさせておくとよいでしょう。
ただし、無理に閉じ込めたり、しつけの罰として使うと「怖い場所」と認識してしまうため、慣らすときはおやつやお気に入りの毛布などを使い、ポジティブな印象を持たせることが大切です。
飼い主のベッドで眠ること自体が悪いわけではありませんが、以下の点には注意が必要です。
①寝返りで愛犬を圧迫するリスク
②衛生面の配慮(抜け毛やノミ・ダニ対策)
「一緒に寝たいけど、夜中に眠りが浅くなる」「布団におしっこしてしまった」などトラブルがある場合は、別の寝場所を検討するのも手です。

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理想的な寝場所は、愛犬の性格や年齢、そして健康状態によって変わってきます。どのような場所を好むかを観察し、こまめに見直すことも大切です。たとえば、暑がりな犬には通気性の良い場所、怖がりな犬には壁際や囲われた空間が合うかもしれません。
そのほか、成長や季節の変化に応じてベッドの素材や設置場所を変えるなど、より快適な睡眠環境を整えていきましょう。
監修/いぬ・ねこのきもち獣医師相談室
文/いぬのきもちWeb編集室
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
