
日本テレビが土曜夜10時に新報道番組「追跡取材 news LOG」(4月25日[土]スタート、毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系)を放送することを発表し、4月10日(金)に制作発表会見が開催された。メインキャスターを務める元NHKの和久田麻由子アナウンサー、森圭介アナウンサー、プロデューサーの小江翼氏が登壇した。
■取材プロセスを大切にする新報道番組が誕生
「追跡取材 news LOG」は、“取材プロセス”を通じて新しい真相に迫る、追跡ドキュメンタリー型ニュース番組。これまでのニュース番組が「結果・結論」を伝えてきたことに対し、本番組ではそこに至るまでの「LOG(ログ)」=取材の記録にスポットを当て、真相に迫っていく。番組タイトルには、記録、そして記者の動いてきた軌跡を大きくクローズアップしたいという意味が込められている。
メインキャスターを務める和久田アナは、アナウンサー歴16年目。「NHKニュースおはよう日本」「ニュースウォッチ9」「NHKニュース7」などの多くの報道番組でキャスターを担当したほか、「NHK紅白歌合戦」では総合司会を務めた。2026年3月末で同局を退社し、4月よりフリーアナウンサーに。本番組がNHK退社後、民放初出演となる。森アナは、アナウンサー歴26年目で、現在「news every.」のメインキャスターも務めている。
■和久田アナ&森アナ、お互いの印象を語る
本番組について和久田アナは「ニュースの結論だけではなく、取材する記者たちが一体どんな問題意識で取材を始めたのか、何に悩み、どんな壁にぶつかり、どう葛藤して真相にたどり着いたのか、その取材の記録・プロセスそのものを大切にして公開していきます」と説明。続けて、「番組のコンセプトを私なりに解釈したところ、“顔の見えるニュース番組”を突き詰めていく、と理解しています。さまざまな媒体を通して無数の情報に触れられる状況の中で、顔の見えるニュース番組だからこそ、情報の信頼度を高めていける、そして皆さんに信頼して選んでいただける可能性があると信じています。私もチームの一員として、これまで以上に飾ることのない言葉でニュースを皆さんのもとに届けていきたいです」と意気込みを語った。
森アナの印象について聞かれた和久田アナは「森さんは、画面を通して皆さんがお持ちになるイメージそのままの方だと思います。非常に温かく、明るく、すごく視野が広い。そして常に卓越したコミュニケーション能力をお持ちで、特に伝え手としては、ニュースを視聴者の皆さんと同じ目線に立って捉えようとされている方だと思っています。どんな場面でもどんな話題でも、ご自身の言葉でお話になることをプロフェッショナルなレベルで徹底していらっしゃる方」と言葉があふれ出し、森アナは「そんなに褒め言葉って出ますか?」と驚いた様子を見せる。さらに、「私も森さんの隣であれば、いつもより肩の力を抜いて、素直な言葉でニュースに向き合えるんじゃないかなと思っています。先輩の存在が心強いです」と笑顔で語った。
一方、森アナは「皆さんお分かりの通り、傾聴力、深い思考、瞬発力、その場をパッと明るくする力がある方です。同業者の目線で言わせていただきますと、和久田さんはアナウンサーとして王道にして至高の存在です。この番組で、王道の和田さんが王道のままどんなことを言ってくれるのか、あるいはこれまで見たことのない和田さんがどんなコメントをするのか…という部分を個人的には楽しみにしております」と期待を寄せた。

■和久田アナ、NHK退社の理由を明かす
NHK退社後、本番組の出演を決めるまでのプロセスについて聞かれた和久田アナ。「NHKでは幅広い番組に携わるチャンスをいただいて、アナウンサーとして育てていただきました。NHKで過ごしてきた日々、経験というのは、全て私にとってかけがえのない財産になっています。この場をお借りして、まずは感謝を申し上げたいと思います」と伝えた後、「子供を2人授かりまして、育児をする中で、家族と過ごす時間と自分の仕事とのバランスを考えるようになりました。自分の働き方について見つめ直したり、考えたりする機会が自然と増えていき、もう少し柔軟な働き方を望むようになり、その気持ちが少しずつ膨らんでいきました」と退社の理由を説明。本番組の出演については、プロセスにフォーカスを当てた番組コンセプトに共感したことに加え、どういう働き方になるのかシミュレーションした上で決定したと語った。

◆撮影・取材・文=水沢あすみ

