北村匠海、ドラマの題材となったサバ缶を過去に食べていた「不思議な縁を感じました」<サバ缶、宇宙へ行く>

北村匠海、ドラマの題材となったサバ缶を過去に食べていた「不思議な縁を感じました」<サバ缶、宇宙へ行く>

北村匠海
北村匠海 / ※撮影=諸井純二

新月9ドラマ「サバ缶、宇宙へ行く」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)が4月13日(月)にスタートする。福井県の水産高校の生徒たちが“宇宙食開発”という大きな夢に挑戦した、実話を基にした本作で、主演を務める北村匠海にインタビューを実施した。

■「いつかは自分も先生役に挑戦したい」と思っていた

「以前、ラジオをやっていたときに宇宙食のサバ缶をいただいたことがあって。それが驚くほどおいしくて、とても印象に残っていました。だから、今回のお話をいただいたときは不思議な縁を感じましたし、僕自身も宇宙にとても興味があるので、やるべくしてやっている感もあるように思います」

北村が演じるのは、「教師になりたい」「大好きな海の近くで暮らしたい」という夢をかなえ、福井県小浜市の水産高校に赴任してきた新米教師の朝野。北村は教師役は初挑戦となる。

「僕はこれまでいくつかの学園ドラマで児童・生徒役をやってきましたが、映画『ブタがいた教室』(2008年)でご一緒した妻夫木聡さん、『鈴木先生』(2011年テレ東系)の長谷川博己さん、『仰げば尊し』(2016年TBS系)の寺尾聰さんという、自分の役者人生を形成する上ですごく大事な先生方がいました。だから、いつかは自分も先生役に挑戦したいと思っていて、それをかなえることができてうれしいです。学園ドラマは生徒役の皆さんが、同世代の仲間たちと真剣に芝居の話ができる時間が長く取れて、挑戦できる場だと、僕の過去の経験から感じています」

その上で北村は先輩からもらった“ある言葉”を、生徒役の俳優陣に伝えたいと思っているそう。

「『仰げば尊し』のときに寺尾さんがみんなに『エンドロールに今までの芸歴が載るわけでなく、全員が同じスタートラインに立っている。だから自分がどう輝くかは自分次第だ』というような言葉を掛けてくださったんです。その言葉は10年たった今も自分の中に強く残っていて、自分が役者をやる上で大事にしていることでもあるので、それはみんなにも伝えたいです。今回、ドラマが情報解禁されたときに寺尾さんからもご連絡をいただき、責任重大だと感じています」

■「生徒たちを見守り続ける先生を演じたい」

「宇宙食、作れるんちゃう?」という生徒の何げない言葉から始まった大きな挑戦。彼らが夢を実現させる過程が丁寧に描かれる。

「台本を読んでいても生徒たちが前に立っていて、僕がその背中を追い掛けるような物語になっています。必ずしも大人が正解を与える時代ではないと思うので、僕も生徒たちと一緒に考えて一緒に悩み、どこまでも生徒たちを見守り続ける先生を演じたいと思っていますし、実際もそういう立ち位置で生徒役の皆さんと接したいと思います。物語のゴールはサバ缶を宇宙食にすることではありますが、夢を達成することばかりに目を向けるのではなく、夢を抱くのはいいけれど、結果を急ぎ過ぎてもいけないし、しっかりと目の前のことを大事にしないといけない。夢を追う道中でそういう小さいけれどすごく大切なことが描かれています。それと、物語の中で時代が移り変わっていくので、生徒たちだけでなく、小さな町の人々も同じ夢を追い掛け続けた継承の物語でもあります。バトンが受け継がれていくプロセスにとても意味があると思うので、僕も真摯に作品と向き合いたいと思います」

◆取材・文=馬場英美

※「月刊ザテレビジョン」5月号より

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