世帯年収1400万円以上 【パワーカップル】が明かした「住まい選びのホンネ」… 女性の “7割” が後悔するオドロキの理由とは

世帯年収1400万円以上 【パワーカップル】が明かした「住まい選びのホンネ」… 女性の “7割” が後悔するオドロキの理由とは

後悔するポイントに男女差も

 グローバルベイス社が、「パワーカップルの住まい選びに関する調査」を実施、その結果を発表しました。マイホーム購入時に重視したポイント、そして後から後悔したこととは……?

 調査は2025年6月、東京23区内にマイホームを所有する20~50代の男女600人を対象にウェブ上で実施したもの。対象者の内訳は、世帯年収が600~1000万円の「ミドル層」341人と、同1400万円以上の「パワーカップル」259人です。

 それによると、マイホーム購入時にパワーカップル最重視した条件のトップは「立地(周辺環境)」(59.5%)。一方、男女別では重視するポイントに明確な違いが見られました。男性は女性より約10%多く「価格」を重視し、また「日当たり」を重視した女性は男性の倍近くに上りました。この結果からは、男性は「資産性・費用対効果」を重視する傾向があるのに対し、女性は「快適さ・暮らしの質」を重視する傾向があることがうかがえます。特に女性は「新築かどうか」「デザイン・内装」などの点でも男性よりこだわりが強い傾向が明らかになりました。

 住宅購入のプロセスでは、パートナーについて初めて知ることも多いようです。男性がパートナーについて初めて知ったことのトップは「お金に対する不安や将来への備えが意外に強い/弱いと気づいた」(25.5%)、女性は「相手の貯金額(資産状況)を初めて知った」(21.3%)という結果になりました。

 また、住宅購入の意思決定では「夫・どちらかといえば夫」(52.5%)が主導権を握るケースが最も多く、「妻・どちらかといえば妻」(27.8%)、「一緒に話し合って決めた」(19.7%)を上回りました。

 さらに、気になるマイホーム購入後の後悔ポイント「駅からの距離」(15.8%)がトップ。次いで「日当たり」(12.9%)、「デザイン・内装」(12.3%)、「間取り」(11.6%)と続きます。特筆すべきは、女性は後悔しているとの回答が男性と比べて約20ポイント高いこと。「特に後悔している点はない」と答えた割合は、男性が46.3%なのに対し、女性は31.9%にとどまりました。約7割の女性が何かしらの後悔を感じていることになります。

 グローバルベイスの不動産事業部・村上陽介氏は「住まいづくりはあらためて家族の暮らしを振り返り、お互いを知る良いきっかけになります。ときに夫婦で意見が分かれる場面があっても、ご家族にとってベストな選択ができるようサポートします」とコメントしています。

 調査結果では、「駅からの距離」や「日当たり」といった購入後に変えることが難しい要素のほか、「間取り」や「デザイン・内装」といったリノベーションで改善可能な項目も後悔ポイントの上位に挙がっています。パワーカップルの住まい選びにおいては、変えられない条件と変えられる条件を見極め、夫婦間で価値観をすり合わせながら理想の暮らしを実現することが、後悔のない選択につながると言えるでしょう。

(LASISA編集部)

配信元: LASISA

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