
SNS を中心に話題の、クリエイター・ももにくす氏による「存在しない教育番組」をコンセプトにし、シュールなストーリーが特徴のオリジナルコンテンツ「教育番組」。投稿開始から 2 周年を記念して行われたファンミーティング「教育映画祭」が、2月23日(月)に東京、3月28日(土)に大阪で開催された。
本記事では、WEBザテレビジョンが東京公演に潜入し、様子を余すことなくレポートする。
■「教育番組」概要
「教育番組」とは、主に X や TikTok などで、キャラクターたちが活動するショート動画や 4 コマ漫画などが発信されている。タマは内気でネガティブなアザラシで、プライドだけは異常に高く、パウルはタマの家で暮らす元気なタコ。はかせは、タマのパソコンでものしりだけれど、ときには皮肉をいうキャラクターとなっている。
■主役 が登場!会場は一瞬で撮影会状態に
映画上映後の静寂を打ち破ったのは、客席近くの扉から姿を現したタマ。その愛くるしい姿が登場するやいなや、客席からは「キャー!」という歓声とともに、数百台のカメラが一斉に向けられ、ファンのシャッターを切る指が止まらない。
ゆっくりと歩みを進めるタマは、最前列だけでなく、一番上の席で見守るファンにも視線を送り、だるそうに包丁を振る。会場のどこにいても目が合うその立ち振る舞いに、会場のあちこちから喜びの悲鳴が上がっていた。
また、お散歩中のタマは、とにかく自由。時折立ち止まってはファンの顔を覗き込んだり、どこか遠くを見つめて、たそがれてみたり。その独特の間にハマっていく。しかし、時にはハプニングも。大きな体を会場の壁にぶつけながら歩く一幕では、会場全体から「大丈夫!?」という笑い混じりの心配の声が。シュールなボケを入れ込む場面もあり、そのギャップにもメロメロ。
さらなるサプライズでは、なんと一般客の近くに座る超至近距離サービス。ラッキーなファンが悶絶する中、あまりに多くの熱視線を浴びすぎたせいか「みんなの視線が怖い!」と言わんばかりに、舞台上に上がるも一目散に逃げ帰って行った。
■芸人・ケビンス登場!主役のタマはご機嫌ななめ… !?
後半戦、大きな拍手に迎えられてステージに現れたのは、スペシャルゲスト・ケビンス。その後、登場するはずのタマは、なんと腕を引っ張られながらズルズルと引きずられての登壇。ようやくステージに立ったかと思えば、プイッと後ろを向いてご機嫌ななめモード。
挙句の果てには、愛用の包丁を振り回して「どけどけ!」と威嚇する始末に、ケビンスの二人も「お前のイベントだろ!」と思わずツッコむ。
■「教育ラジオ」で明かされるタマの衝撃すぎる私生活
事前募集した質問にタマが答える「教育ラジオ」コーナーでは、可愛い見た目からは想像できない毒が次々と炸裂。
――実家への帰省エピソードは?
タマ:「じもとのきおくはけしている」
――ストレス発散方法は?
タマ:「いえであばれる」(と言いながら、ステージの机を叩き、包丁を投げ捨てる場面も)
――アルバイト中に考えていることは?
タマ:「ころしてください」
など、衝撃の回答がフリップで出されるたび、会場は大爆笑。
――一番の息抜きは?
タマ:「わるいインターネットをみること」
という現代っ子すぎる告白。これにはケビンスも「それそれそれ! ダメなやつ!」と大忙しでフォロー。コーナーのラスト、今日の感想を一言求められたタマが震える手で書いた言葉は「もういいだろ」だった。
■前代未聞の「三人漫才」テーマはまさかのお葬式
「漫才がしたい!」というタマの熱望により、急遽ケビンスとのコラボ漫才が実現。センターマイクに駆け寄るタマ。しかし、始まったネタのテーマはなんと「お葬式」。
タマは参列者に「おくやみましまし券」を配り歩いてみたり、お焼香では速水もこみち流の「追い塩」ポーズでキメる。さらに、遺影の前でピースサインの 2 ショットを狙い、最後は菊の花で纏ったブーケトスを手にすると息の根が止まりその場で硬直 など、時折見…せるワクワク顔と腹を抱えて笑う様子が見えた。
予測不能なタマの動きに対し、完璧なコンビネーションで笑いに変えたケビンス。シュールすぎるボケの連続に、仁木(恭平)の鋭いツッコミと山口(コンボイ)の躍動感ある動きが重なり、会場のボルテージは最高潮に。拍手で漫才を締めた後はこれまでのダルそうな動きが嘘のような、見たこともない猛烈な早歩きでステージを後にした。
ラストには「やみの おねえさん」によるナレーションが響く中、会場を後にするファンの顔には、満足感とタマに対する親心のような笑顔が溢れていた。

