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話を聞いてくれる母親が羨ましかった。遠回りしたけど寂しい気持ちがやっと届いた【シール交換トラブル19】

話を聞いてくれる母親が羨ましかった。遠回りしたけど寂しい気持ちがやっと届いた【シール交換トラブル19】

前回の話

空前のシールブームが到来。由依さんの娘あいちゃんは、大人気のうるうるシールが手に入らなくても友達とシール交換を楽しんでいました。友達のまりあちゃんは、母親のあやかさんが熱心に集めてくれたおかげでうるうるシールをたくさん持っていましたが、まりあちゃん本人はシール集めよりもお母さんと過ごす時間を望んでいました。ある週末、いつものようにシール探しに駆り出されたまりあちゃんでしたが、列に並んでいる途中でお腹を下してしまったのが原因で新作のシールが買えませんでした。そんな中、由依さんは偶然立ち寄った先で運よく新作のシールをゲット。外に持ち出さないことを条件にあいちゃんにシールを渡します。念願のうるうるシールを手に入れたあいちゃんでしたが、友達に自慢するため由依さんとの約束を破って外に持ち出し、せっかく買ってもらったシールを落としてしまいます。それを拾ったまりあちゃんは、黙って自分の物だと偽り、あいちゃんにシール交換を持ちかけました。実はまりあちゃんがシールと交換したのはあいちゃんの家の鍵。夜遅くまでお母さんが帰ってこないのが嫌で、家を交換してもらったと言います。幸い、あいちゃんは近くの公園で無事見つかりました。そして2人の話を聞く中で、まりあちゃんは「本当はシールはあいちゃんのものなの」と、泣きながら打ち明けたのでした。

ずっと寂しかった、もっと話を聞いて欲しかった

あやかさんがなかなか帰ってこない寂しさから、家の鍵とシールを交換するという行動に出てしまったまりあちゃん。家に帰れば迎えてくれて、休みの日には話を聞き、一緒にお菓子作りをしてくれる・・・そんなお母さんへの憧れがあったのだと思いました。

まりあちゃんは、「あいが落としたシールを拾ったこと」「返そうと思いながらも羨しさから意地悪をしてしまったこと」そして「鍵はきちんと返すつもりだったこと」を泣きながら打ち明けてくれました。怒られるのが怖くて黙っていたものの、罪悪感に耐えきれなくなったのでしょう。

「あいちゃんのママはいつも優しくて、話を聞いてくれて、お休みの日は一緒にお菓子作って・・・」と泣きながら話すまりあちゃんの姿を見て、あやかさんは胸が締めつけられたような表情を浮かべました。

「でも、ママお仕事頑張ってくれてるし、まりあの為にシール探してくれるし、まりあのせいでママが欲しかったシール買えなかったから貰っちゃおうかと思った・・・ごめんなさい」まりあちゃんはそう言ってあやかさんをまっすぐ見つめると、素直に謝りました。

あやかさんはまりあちゃんを強く抱きしめると、「まりあ!ママがまりあの気持ちを考えなかったせいだね」と、申し訳なさそうに言いました。遠回りしましたが、まりあちゃんの寂しさはきちんとあやかさんに届いたようです。

あやかさんは私に深く頭を下げ、「この度は申し訳ございませんでした!まりあには事の重大さを改めて本人にしっかり伝えます」と謝ってくれました。私は彼女に「いえ、提案したのはうちですから私たちも話し合いたいと思います」と伝えると、まりあちゃんと目線を合わせて、「おばちゃんはまりあちゃんの事が大好きだよ、また遊びに来てね」と声をかけました。いろいろありましたが、まりあちゃんはあいの大切な友達。これからも仲良くしてほしいです。

まりあちゃんの涙の告白によって、あやかさんはこれまで娘にどれほど寂しい思いをさせていたのか気づいたみたいですね。これをきっかけにシール集めに追われる日々から抜け出し、親子で向き合う時間が増えるはずです。まりあちゃんの寂しさが、少しでも早く癒えますように。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

監修・校正:ママ広場編集部 編集:石野スズ
脚本・作画:めめ

配信元: ママ広場

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