
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は漫画家の人間まおさんによる、手術室へ配属になった新人看護師のリアルな日常を描いたコミック『手術室の中で働いています。オペ室看護師が見た生死の現場』をご紹介しよう。
同作は、人間まおさんが新人オペ室看護師として経験した驚きや喜びを描いたコミックエッセイ。以前人間まおさんのX(旧Twitter)に同作の帝王切開の場面を描いた第6話がポストされると、5600以上の「いいね」が寄せられている。そこで作者の人間まおさんに、同作を描いたきっかけや将来について話を伺った。
■2人分の命を背負うプレッシャー…淡々と業務をこなす新人看護師が見た“生死の現場”

看護学校を卒業して唯一ワクワクした実習先だった手術室を希望し、みごと配属となった新人看護師のまおさん。しかし、手術室といえば、床に血が飛び散り、骨を切断する音の聞こえる非日常的な光景が当たり前にあるところ。1カ月後には「あんな理由でどうして志望したのだろう」と思ってしまうのだった。
さらに麻酔介助、機械出しサポートと手術室業務は、ついていけるのかと不安になるくらいハードだったが、「自信がなくても堂々として」と言ってくれる先輩。そんななか、帝王切開手術前夜に彼氏の浮気が発覚してしまう。
それでも、当日は淡々と業務をこなし、赤ちゃんが無事生まれても次々と業務に追われてしまい、感動する暇すらなく…。
読者からは「医療者目線で見られて新鮮」「現場の空気がひしひしと伝わってくる」などのコメントが寄せられている。
■「人間も自然の一部なんだと感動。看護師や手術を身近に感じてほしい」と作者・人間まおさん

――『手術室の中で働いています。オペ室看護師が見た生死の現場』第6話を創作したきっかけや理由があればお教えください。
実習で楽しい経験ができた手術室勤務を希望し、配属になりました。第1希望だったのですが、そこには実習とはまるで違うリアルな光景がありました。
日々、さまざまな患者さんが運ばれ、人の肉が焼けるにおい、骨を切断する音などの出来事が日常的に起こる場所です。その中で、帝王切開は自分にとって毎回感動、緊張する手術。思い入れがある手術だったので描きました。
――『手術室の中で働いています。オペ室看護師が見た生死の現場』第6話を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
何といっても、赤ちゃんがキュポ〜ンと産まれるシーンです。しわしわほかほかでとってもかわいいです。でも、すぐに「ガーゼカウント!」などと声が掛かり、感動に浸っている暇って、全然ないんですよ。その様子も描いています。
――『手術室の中で働いています。オペ室看護師が見た生死の現場』第6話の中で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
胎盤が出てくるシーンです。これが人間の身体の中で作られているのか…と思うくらい、高性能臓器なので人間ってすごいなと感動しました。葉脈みたいで「人間も自然の一部で似た構造してんだな」って感動しました。
――今後の展望や目標をお教えください。
ブログでもマンガを描いて公開していますが、エッセイ漫画を沢山描いて、いつかメディア化するのが目標です。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
いつも読んでくださってありがとうございます。この作品を含め、『手術室の中で働いています。オペ室看護師が見た生死の現場』では、普段見られない手術室の裏側を覗ける作品になっております。新しい発見が多くあって、看護師や手術を身近に感じるようになるかもしれない。読んでくださると嬉しいです。

