【ギャラリーカフェ鵤樂舎】宮大工の貴重な展示も楽しめるギャラリーカフェ

上/創作ランチコースOHACO 3,000円。健康を考えた栄養たっぷりの季節の品が彩る膳は、白い漆器に月替わりの水引をかけて提供 左下/釘を使わない、日本の伝統工法の木組み模型。紡がれてきた匠の技で伝統建造物を守る 右下/白壁と木の看板が目印。町並みに溶け込む外観
法隆寺を巡った後は、地域ならではの宮大工さんが経営するカフェへ。料理番は彼らの健康を考えて作り続けてきた主婦のみなさんです。
それぞれの得意料理を寄せ集めたランチのOHACOは手延べパスタや究極の那須を使った旬菜の一品、スイーツまで並ぶ充実ぶり。家庭的な味わいと上品な盛り付けが両立しており、白漆器に盛られた彩りはまさにごちそうでした。また店内では宮大工さんの伝統工法を用いた作品展示も楽しめます。
ギャラリーカフェ鵤樂舎(ギャラリーカフェいかるががくしゃ)
TEL.0745-43-8724
住所/奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺西1-3-3
営業時間/11:00~16:00
定休日/月・火
アクセス/JR法隆寺駅より徒歩10分
【和cafe布穀薗】明治時代の邸宅で出会う涼やかな氷

上/挽きたての大和抹茶と手作りの氷蜜を使った大和抹茶かき氷1200円。桃シロップ、自家製の桃のピューレ、桃のコンポートをたっぷり使った桃かき氷1300円 左下/氷を削る音が店内に心地よく響く 右下/奈良の工芸品・赤膚焼の器や吉野杉の家具に囲まれた和の空間
町歩きの途中でひと休みしたのは、明治期に司法官として活動した北畠治房の邸宅を改装した和カフェです。お目当ては奈良の氷室神社に御神徳いただいた日の出製氷さんの大和氷を薄く削ったかき氷。
口に含むとふわっと溶けながら、抹茶の苦みと小豆の甘みが重なり、奥行きのある味わいに。大きな窓から臨む古い景色を眺めながら食べると、残暑の暑さもどこかすっと和らぎます。趣のある建物で格別な涼を味わってみて。
和cafe布穀薗(わカフェふこくえん)
TEL.0745-44-8787
住所/奈良県奈良市生駒郡斑鳩町法隆寺2-2-35
営業時間/11:00~18:00(17:00LO)
定休日/水
アクセス/JR法隆寺駅より法隆寺参道行きバスで約10分、法隆寺門前下車徒歩5分

