我が子殺めた女性が獄中からうったえ「赤ちゃんポストは孤独な母親にとって頼れる場所」「生物学的父親は何も責任はないのか」

我が子殺めた女性が獄中からうったえ「赤ちゃんポストは孤独な母親にとって頼れる場所」「生物学的父親は何も責任はないのか」

●東京にポスト新設「悩んでいる女性の救いになれば」

──赤ちゃんポストには「出自を知る権利」の問題もあるが、どう思っている?

私個人の考えとしては、子どもに知られてもかまわないです。知る権利をうばう必要は私にはないので…。

ただ、母親の中には出産自体秘密にしたい人もいると思うので、母親の事情に寄り添う必要はあるかなと思います。

──一部の病院職員以外に身元を明かさずに出産する「内密出産」を利用したいと思ったことはある?

内密出産はちらっと聞いたことがある程度でした(逮捕時)。ほとんど無知に近いと思います。なので、利用を考えたことはありません。

──内密出産の費用が自己負担になるとしたら、利用しようと思いますか?

出産費用自体作ることが難しかったと思いますね。通常であれば、出産一時金が県によっては違いますが出ますし、私は上2人は出産一時金直接支払の手続きをした記憶です。

自己負担となれば利用しなかったと思います。Mさんがいなかったら…利用していたかもしれません。費用が作れなかったと思うので…。

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女性は、大阪府泉佐野市が赤ちゃんポストの開設を検討しているニュースをみたようで、自ら話題に出してきたことがあった。

「少し先になりますが、2026年度中に大阪にも赤ちゃんポストの設置の話がありますね。新聞でちらっと読んだ程度ですが、今回は行政のとか…。

場所的には東北あたりにもできれば救われる人が増えそうだなとは思いますが、なかなか難しいところでしょうと思います。行きやすさも大切だと思うので…。」

「東京の赤ちゃんポスト設置、されましたね。新聞とラジオで知りました。東京のはいのちのバスケットだそうで…。

これで悩んでいる女性の救いとなればと願うばかりです。」

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