アニメ主題歌とドラマタイアップが人気の鍵
上位にランクインしたアーティストの特徴を見ると、アニメやドラマの主題歌を担当することで幅広い認知を獲得していることが分かります。特に米津玄師は、アニメ映画『劇場版 チェンソーマン レゼ篇』の主題歌「IRIS OUT」の大ヒットが評価につながったと考えられます。
また、Mrs.GREEN APPLE(ミセス・グリーン・アップル)は2025年10月25日から初の5大ドームツアーがスタートする予定で、その活動規模の拡大も注目されています。あいみょんについては、松本潤が主演した7月期のTBS日曜劇場『19番目のカルテ』の主題歌を担当するなど、ドラマとの連動が話題となりました。
Z世代の音楽的嗜好を反映した調査手法
本調査は、アーキテクトが実施する業界最大規模のタレント調査の一環として行われました。調査内容は、認知度調査(名前を知っている・顔も知っている)、誘引率調査(見たい・聞きたい・知りたい)、イメージ調査の3つの観点から構成されています。
調査対象は一都三県在住の10歳から69歳までの男女計4400人で、年4回(2月、5月、8月、11月)の定期調査を実施しています。今回のZ世代向けランキングは、この中から10代~20代後半の回答者のスコアを抽出して分析されました。
Z世代は、インターネットやSNSといったデジタルに慣れ親しみ、情報発信力が高い世代として注目を集めています。彼らの音楽的嗜好は、従来のメディア露出だけでなく、デジタルプラットフォームでの拡散力やアニメ・ドラマとのタイアップ効果を重視する傾向が見られます。今後もこの世代に支持される歌手・ミュージシャンの活躍に注目が集まりそうです。
(LASISA編集部)

