まとめ 尿潜血が見つかった人に多い原因を知って改善しよう
尿潜血は色々な病気で陽性となります。女性では生理の前後での尿検査は潜血が陽性となることがあり、正確な判定ができません。気をつけましょう。また、激しい運動をした後には、尿潜血が陽性となることがあります。正確な診断をするためには、尿検査をする前に運動をすることはやめましょう。
これらのことに気を付けて、それでも尿検査で潜血を指摘された場合には、病気の可能性があります。背中の痛みや排尿時痛、残尿感、発熱などの症状がある場合にはそれぞれ尿路結石、膀胱炎、腎盂腎炎が疑われます。しかし、症状がなくとも腎炎や尿路系の悪性腫瘍などの可能性もあり、精密検査が必要です。尿潜血を指摘された場合には、早めに医療機関を受診し再検査をし、それでも異常があれば精密検査を行いましょう。
「尿潜血」の異常で考えられる病気
「尿潜血」から医師が考えられる病気は10個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
腎泌尿器系の病気
腎炎
尿路結石腎がん
腎盂尿管がん膀胱がん膀胱炎間質性膀胱炎
前立腺肥大症前立腺がんナッツクラッカー症候群
尿潜血が陽性となった場合には、上記のような病気の可能性があります。しかし、ナッツクラッカー症候群の様に生まれつき尿潜血が出やすい方もいます。病気かどうか確認をするためにも、尿潜血が出た場合には一度は精密検査を受けることをお勧めします。腎臓内科もしくは泌尿器科を受診しましょう。
参考文献
血尿診断ガイドライン2023
血尿診断ガイドライン2013
[がん情報サービス]膀胱がん

