炊飯器の頭を持つ男と家族のいない少女…情が芽生え一緒に暮らす話が「疑似家族最高過ぎる」【漫画】

炊飯器の頭を持つ男と家族のいない少女…情が芽生え一緒に暮らす話が「疑似家族最高過ぎる」【漫画】

『ホマレティクル』より
『ホマレティクル』より / (C)八丸真幸/徳間書店

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、サイト「pixivコミック」で掲載中の漫画『異形ちゃんといっしょ』(徳間書店刊)より、第1話『ホマレティクル』を紹介する。『レゾンデートル骨董店にようこそ』(KADOKAWA刊)でも知られる作者の八丸真幸さんが、8月27日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、7000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、八丸真幸さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。

■物置に入っていた少女との出会い
『ホマレティクル』より
『ホマレティクル』より / (C)八丸真幸/徳間書店


才能が頭に現れる世界でのこと。就職先を探している炊飯器の頭のマイカは、下宿へと帰った時に同居人たちが押し入れに何かを隠していることに気づく。襖を開けると中には女の子・ホマレがおり、警戒しながらマイカを睨んでいた。同居人の話では外の物置の中に入っていたのだという。

マイカは大家に電話を借りて警察に連絡しようとするが、大家は留守。交番に直行しようとすると、ホマレはお腹を空かせたようすを見せる。それを見たマイカが頭の炊飯器からご飯を食べさせてあげると、とても美味しそうに頬を緩ませるのだった。照れながら彼女を警察まで送ったマイカだったが、警察からはホマレの親類がこの街にいないことを聞かされ…。

この異形頭たちが出会う物語を読んだ人たちからは、「良い話で心が温まった」「頼む、全人類読もう」「うかつにも泣いてしまった」「疑似家族最高過ぎる」など、多くのコメントが寄せられている。

■「読者さまが注目した場所が注目ポイント」作者・八丸真幸さんに漫画創作へのこだわりをインタビュー
『ホマレティクル』より
『ホマレティクル』より / (C)八丸真幸/徳間書店


――異形頭のマイカたちが、ホマレが持つ人間の頭にも彼らと同様の機能があるように考えているシーンに強く納得しました。マイカたちのこのやりとりを描いた発想の源はどこだったのでしょうか?

頭部に才能があらわれる進化をした人類のお話なので登場人物全員人間なのですが、1人だけ才能が見えない(わからない)人間がいたらどうなるのかな〜と思って描きました。

――本作では、登場人物たちの異形頭がそれぞれの機能を見せるようすが非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。

自分の好きとか楽しいとかの気持ちに引っ張られて漫画を描いているのであんまり意識できていないです…。読者さまが注目した場所が注目ポイントかもしれません…!!

――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

この『異形ちゃんといっしょ』という作品自体が気に入ってるので沢山あるのですが、今回掲載して頂いた1話目に関してはみんながイカダに乗って漂流してるところがかわいくて好きです…!

――ストーリーを考えるうえで気をつけていることや意識していることなどについてお教えください。

キャラクターの行動でストーリーができてゆくので、そのキャラクターが取らないであろう行動は絶対にさせないことは気を付けています。

――今後の展望や目標をお教えください。

いま…KADOKAWAさんで…『レゾンデートル骨董店にようこそ』という漫画を…連載しておりまして…こちらも異形頭おりますので…この作品を沢山の方に読んでいただくことが目標です……!!

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!

いつも本当にありがとうございます…!!読者さまと書いて宝物と読みます…!永遠に幸せであれ宝物たち……!!

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