日向坂46の五期生が出演する「日向坂になりましょう-五期生成長バラエティ-」の第7回が、10月6日にLeminoで配信された。同番組は、2025年3月に加入した五期生メンバーがさまざまな場面で活躍できるプロフェッショナルを目指して、毎回趣向を凝らした企画に挑戦するバラエティ。第7回は大田美月、蔵盛妃那乃、坂井新奈、佐藤優羽の4人が、番組でのハイテンションな立ち振る舞いを学んだ。(以下、ネタバレを含みます)
■ローテンションなメンバーに勝俣州和も苦心
第7回は、四期生の「もっと！日向坂になりましょう」第26回で生放送の対応力を伝授した勝俣州和が講師を務める。勝俣といえば芸能界でも屈指のハイテンションキャラだが、今回選ばれた五期生たちは「あんまり声大きくないから…」とこぼす大田など、冒頭からローテンションな様子。そんなメンバーに、勝俣は「喉が切れそうです」というくらい、終始ハイテンションで細かく立ち居振る舞いを鍛えていく。
まずやってみるのは「あっち向いてホイ」。このシンプルなゲームを盛り上げるべく、「喉から声を出す」「勝ったら声を出す、負けたら悔しがる、負けたら家族がビンタされるくらいの覚悟で」と勝俣はアドバイス。
最初の対戦は大田と坂井だが、相手をあおる決意表明のところで大田は「絶対勝つぞ！にーたん(坂井)…」と言いかけて言葉が続かず沈黙。坂井は「あっち向いてホイなので運が大事だと思うんですよ」と、なぜか自分の運の良さを話し始めた。
決意表明の“リテイク”を経てあっち向いてホイを始めるが、2人とも笑いながらのじゃんけんに勝俣から「勝負なんだから」と、もっと本気のリアクションが欲しいという指導が入る。勝負は坂井が勝ち、飛び跳ねて喜ぶ坂井としゃがみこんでかわいく悔しがる大田で、リアクションが分かれた。罰ゲームとして大田はIKKOのモノマネを披露する。
一方、蔵盛と佐藤はアイドルバラエティの定番「たたいてかぶってじゃんけんぽん対決」にチャレンジ。決意表明は共に自信満々だったが、いざやってみるとピコピコハンマーは大きな音が出ず、蔵盛はヘルメットをかぶろうとして落としてしまう。全力でたたかないと音が出ず絵にならないようだ。
2回目はじゃんけんで佐藤が勝ったが、2人ともヘルメットを取ろうとしてしまい、スタジオに微妙な空気が流れる。3回目も佐藤が勝ったものの、「全力でたたけ」と教わったはずなのにハンマーから大きな音が出ず「ごめんなさい…」と苦笑いしていた。
4回目はあいこを繰り返すうちに熱を帯びていき、蔵盛が勝ってきれいな音とともに佐藤のヘルメットにヒットを決める。5回目は佐藤が勝って蔵盛の頭にハンマーをヒットさせ、バラエティらしく喜びながらも「ごめん～」とすぐさま謝っていた。
■ジェスチャーゲームで「パス」連発…まさかの“声出し”も
後半の企画はクイズ、ジェスチャー、食リポと続く。
早押しクイズでは「(誰かが正解しても)周りが喜んじゃ駄目です」と勝俣の真剣なアドバイスも飛び出す。坂井は「追いつ、追われつの試合をある遊具を使って何と言うでしょう？」の問題に、「シーソー」と惜しい答えを出すも、勝俣にヒントを言われて「あっ、シーソーゲーム？」とポツリとつぶやいてしまったことがバラエティ的には失敗とされ、正解ポイントも没収となる。大田は果敢に手を挙げ、正解すれば飛び跳ねて喜ぶ。勝俣から学んだスキルを早速実践するとともに、博識ぶりも印象付けた。
ジェスチャーゲームは言葉に出さず、身振りだけでメンバーにお題を伝えなければならない。これに難しいお題が続いた蔵盛が「パスで」を連発するなど大苦戦。「フラッシュモブ」を伝えようとしたところ、蔵盛のダンスから佐藤が五期生曲の「ジャーマンアイリス」を連想するという、同期愛がにじむ瞬間も生まれた。
次にチャレンジした坂井はついテンションが上がってしまい、お題を伝えようと「結構サバンナ系…」と口走ったり、「ミャクミャク」の色を伝えようと勝俣の台本を指さすなど、最年少らしい自由奔放なアクションで勝俣を驚かせた。
勝俣から「言葉に頼らないで、まずリアクションが大事」と教わった食リポでは、大田と坂井が大はしゃぎ。店員役のスタッフを「強そうな店員さん」(大田)とイジっていき、「このチャーハンを作れる人と結婚したいです！」と笑顔で締めた。
蔵盛と佐藤はネパールのスイーツを食リポ。まずチャイを一口飲んだ佐藤は「ネパールだ」とじわりと効いたコメントを残す。ネパール伝統の菓子「セルロティ」の味わいも丁寧に伝えつつ、2人で「おいし～い！」とアイドルらしいポーズを決めることもできた。
最初は恥ずかしそうだった4人も、収録が進むうちにどんどん真剣かつ、リアクションも元気いっぱいに。素直な反応や罰ゲームでのかわいらしいモノマネも、アイドルらしい明るさと親しみやすさを際立たせていた。
◆文＝大宮高史
