高橋一生主演、“食”にまつわる記憶を巡るエッセイをドラマ化「静かに心に触れてくる魅力がある」<この味もまたいつか恋しくなる>

高橋一生主演、“食”にまつわる記憶を巡るエッセイをドラマ化「静かに心に触れてくる魅力がある」<この味もまたいつか恋しくなる>

ドラマ「この味もまたいつか恋しくなる」で主演を務める高橋一生
ドラマ「この味もまたいつか恋しくなる」で主演を務める高橋一生 / ※提供写真

高橋一生が主演を務める、ドラマ「この味もまたいつか恋しくなる」(2026年秋以降放送、NHK BS/BSP4K)の制作が開始されたことが発表された。

■人気作家・燃え殻の“食と記憶”のエッセイを映像化

本作は、作家・燃え殻氏が、口にした料理や酒から思い出す“あの日”や“あの人”との物語をつづった同名エッセーが原作。脚本は「探偵ロマンス」や「コトコト~おいしい心と出会う旅~」の坪田文氏が手掛ける。

高橋が演じるのは、文筆業で生計を立てる主人公の“僕”。彼女と食べた横浜のシーフードドリアや、今はなきバーの店主、夜勤明けに通った牛丼屋など、日々の暮らしの中でふと呼び起こされる食にまつわる思い出を、情緒豊かに描く。

■高橋一生コメント

燃え殻さんの言葉には、日常の中に埋もれているはずの感情や記憶を、そっとすくい上げる力があると感じています。『この味』もまた、食べ物そのものの話でありながら、そこにまつわる誰かとの時間や、言葉にならなかった思いまで浮かび上がってくる、豊かな作品だと思いました。

物語を読んだとき、味の記憶というものが、単なる懐かしさではなく、そのとき一緒にいた相手の気配や、自分でも忘れていた感情を呼び戻すものなのだと、改めて感じました。人は何を食べたかだけではなく、誰と食べたか、どんな思いでその時間を過ごしたかを、心に残しているのだと思います。

この作品には、強く声を上げるのではなく、静かに心に触れてくる魅力があります。その繊細さと余白が、この作品の中でどのように立ち上がっていくのか、私自身楽しみにしています。ご覧になる方それぞれの中にも、きっとふと恋しくなる“誰か”や“ある時間”が立ち上がる作品になるのではないでしょうか。

■原作・燃え殻氏コメント

僕は大してグルメではない。担当の編集者から、「食にまつわるエッセイを書いてみませんか?」と言われたときは、すぐに断ろうと思った。「同じ料理でも、誰と一緒に食べたかで、記憶の残りかたが変わってきますよね」と続けて言われたときに、それはそうかもな、と思って、俄然取り組んでみたくなった。ある料理を口にしたとき、日常では忘れていた、いつかの誰かとの記憶のスイッチが、カチッと入ってしまう、ということはないだろうか?彼女との最後の朝食になったシーフードドリア。父が作ってくれた油ギトギトの炒飯。JAZZよりサザンが好きな喫茶店マスターの浅煎り珈琲。「東京の母」と慕う中国人女性が豪快に握るおにぎり。電話越しだけど、一緒に食べた深夜のモナカアイス。僕の記憶のスイッチがカチッと入る瞬間―。坪田文さんの脚本を、ひと足先に読ませていただいて、そんな断片が、走馬灯のように美しく儚く展開されていく様に、早くも感動しております。高橋一生さんの演じる主人公と一緒に、恋しくなる瞬間に立ち会えることを楽しみにしています。

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