リサさんは、結婚1年目で現在妊娠7カ月です。既婚で子どもがいないバリキャリの「ゆうさん」と、独身で推し活が趣味の「のんさん」とは、高校と大学の同級生で、卒業後も親しくしている友人です。
女子会で久しぶりに集まった3人。乾杯後、リサさんは32歳になっても、のんさんが結婚もせず、推し活に夢中なことを「死ぬときにひとりなんて嫌でしょ?」と心配しているような言葉で責めます。
「まぁまぁ、本人がいいって言ってんだからいいじゃん?」と、ゆうさんがなだめても、リサさんは解せないといった表情で……。
結婚しない友人が理解できない!





















「のんを見てると心から思う……結婚してよかったって」
中小企業で働くリサさんは結婚前、給料の少なさに将来への不安を感じていました。
しかし、年収600万円の夫と結婚したことで生活が安定。
のんさんのアパート暮らしを勝手に想像して、今の自分と比較してしまいます。
そして今度は、夫婦で高所得世帯のゆうさんが、キャリアなどを理由に子どもを作らないことに触れ、「絶対産んだほうがいい! 出産にはリミットがあるんだから!」と力説します。
「私も夫も、子どもが苦手だから」「夫婦で決めたことだから」と返されても、リサさんはしつこく「キャリアなんて産めばなんとかなるって!」「絶対産んでよかったって思うよ、100%断言する!」とあけすけに話します。
そんなリサさんのぐいぐいくる発言に、ゆうさんは苦笑いせずにはいられないのでした。
▼自分が幸せだと感じた選択を、つい相手にも勧めたくなることもあるでしょう。しかし、人生の満足や幸せの形は人それぞれ。結婚するかどうか、子どもを持つかどうかも、誰かの正解がそのまま他人の正解になるわけではありません。
自分の価値観を押しつけるのではなく、違う選択をしている相手にも「その人なりの幸せがある」と認め合うことが大切なのでしょう。お互いの生き方や選択を尊重できてこそ、本当の意味での親友と言えるのかもしれませんね。
著者:マンガ家・イラストレーター 神谷もち

