■身近なエスカレーターで起きる事故


エスカレーターの前に並ぶ親子。子どものサンダルが突然、エスカレーターの隙間に“すっ”と入り込んだ。サンダルはやわらかい素材のため、ふとした瞬間に隙間へ入り込みやすいのだ。かかとが固定されていないものも多く、サンダルが巻き込まれると足もいっしょにケガをするという事例も報告されている。


子どもが「あれ?」という違和感を感じたときには、あれよあれよとサンダルが巻き込まれいく。母親が気づいて「えっ、ちょっと待って!」と叫び、サンダルを持つと、勢いよくゴムがちぎれた。さし身さんが危ない!と気づいてから、ほんの数秒の出来事。助けようとしたところ、事なきを得たエピソードだ。
「今までエスカレーターの事故を耳にすることはありましたが、どこか他人事でした。実際、目にするとパニックで機敏に動けませんでした。たまたまその子は怪我はなかったですが、もう少し深く靴が入ってしまっていたら、私は助けられたのかととても不安に思いました」目の前で起こるトラブルに対してこう振り返る。


エスカレーターを利用する際は、黄色い線の内側に立ち、足を端に寄せないようにすることが重要だという。サンダルだけではない。「靴紐が降り口で吸い込まれていったことがあります。靴がスポッと脱げたから引っこ抜きました。靴紐はちぎれちゃいましたが、靴が脱げなかったら怪我するところでした」など、靴ひもや衣類のひもなども注意が必要。


「夏が近づいてくるとゴム製シューズを履く方を見かけることが増え、この事故を思い出します。多くの人に危険性を知ってもらいたいと思い描きました」さし身さんは注意喚起として漫画を投稿した。結果、「多くの方が『聞いたことはあるけど本当に事故が起きるんだ』などのコメントをしてくださっていました。それと同時にご自身が幼少期に靴が巻き込まれたことを教えてくださる方もいました。やはり少なくない事故なんだなとより一層注意しなければと思わせられました」と話す。
普段は主に「育児や日常に起こったクスッと笑える話や困ったこと、忘れられなかった事件などのエッセイ」漫画を中心に描くさし身さん。『家が燃えかけた話』や『ドアが閉まる1分前』など、他の作品も注目して読んでほしい。
取材協力:さし身(@toyomaru0124)
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