長男が2歳だったころの話です。ある日私は、息子とバスの後ろの方の2人用の席に座っていました。息子はおとなしく座っていましたが、移動時間が長いためか途中から飽きてしまい、落ち着きがなくなってきます。私はやむを得ず、スマホで動画を見せたのですが……。
バスの中でお小言…
すると後ろに座っていたおばさんが「育児放棄かしら。今時は簡単に子どもを黙らせられるものがあっていいわね〜。私たちの時代は……」と、私に言うように1人で話し始めました。息子はそのおばさんを不安な顔で見ています。私は嫌な気持ちになりながらも、反論などはせずに黙っていました。
しかし近くに座っていた男性たちが「バスの中ですよ、マナーを知らないんですか?」「あの、文句言う必要ないですよね? それに、育児放棄なわけないでしょう」と言ってくださいました。最後にはバスの運転手さんがアナウンスで「他のお客様の迷惑になる方は降りてください」と伝え、おばさんは次の駅で降りていき、とてもスッキリしました。
終点で降りるとき、バスの運転手さんにお礼を言いました。すると「どんなに腹が立っても、こちらが正しいと思っても、言い返さないでくださいね。中にはお子さんに手を出す人もいます」と教えていただき、一つの学びとなりました。
著者:田中 花子/20代女性・専業主婦
1歳と4歳の子どもを育てる母。趣味は食べることとアイドルの推し活。
作画:森田家
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)

