少女から“女性”となった主人公が迎える残酷な予感…禁断の恋&恐怖の交錯に「ドキドキが止まらない」<テスタメント/誓願>

少女から“女性”となった主人公が迎える残酷な予感…禁断の恋&恐怖の交錯に「ドキドキが止まらない」<テスタメント/誓願>

「テスタメント/誓願」はディズニープラス スターで独占配信中
「テスタメント/誓願」はディズニープラス スターで独占配信中 / (C) 2026 MGM Television Entertainment and 20th Television. All Rights Reserved.

妊娠できる健康な体を持つ女性が“子どもを産むための道具=侍女”となるディストピア世界を描き、エミー賞やゴールデングローブ賞を受賞したドラマシリーズ「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」。その新章となる「テスタメント/誓願」の第4話が4月15日に配信された。すべての権利を奪われて生きるギレアド共和国の女性たち。主人公の1人であるアグネス(チェイス・インフィニティ)が、いい結婚相手を選んでもらうためのお茶会に挑んだ。(以下、ネタバレを含みます)

■「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」から15年後が舞台

本作の原作は、「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」と同じくカナダの作家、マーガレット・アトウッド氏の小説。同氏にとって2度目となる権威あるイギリスの文学賞・ブッカー賞を受賞した作品だ。

「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」の世界観を引き継ぎ、約15年後の全体主義国家・ギレアド共和国が舞台。抵抗組織の台頭があったものの、ギレアドは国民を強固に支配し、あまりにも冷酷な階級社会が続いていた。特に女性は信仰を盾に財産や、読み書きさえも禁じられ、すべての権利を奪われ、上級司令官の令嬢たちすら、その暴力の犠牲になっていた。

監視の目が張り巡らされる中、リディアおば(アン・ダウド)が支配する上級司令官の妻になるための教育を施す学校「リディアおば学院」で2人の少女が出会った。1人は、ギレアドの特権階級である司令官の娘として、体制の内側で従順かつ敬虔に育てられてきたアグネス(チェイス・インフィニティ)。もう1人は、国外からギレアドにやって来た新参者(改宗者)のデイジー(ルーシー・ハリデイ)だ。

■アグネスたちがおばたちをもてなすお茶会を開催

第3話で、デイジーの両親がギレアドの諜報員に殺されたことが明らかになった。それを衝撃と悲しみの中にいる彼女に教えたのは、「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」の主人公だったジューン(エリザベス・モス)だ。ジューンとデイジーの両親は、ギレアド国家への抵抗組織“メーデー”の仲間だった。また、デイジーには実の両親がいて、ギレアドで生まれたことも明かされた。リディアおばの学校の構内図を作成する動きを見せていたデイジーは、改宗者となったわけではなく、メーデーの協力者としてギレアドに潜入しているのだ。

そんな中、第4話はギレアドで生きる上流階級の令嬢たちの宿命に関する、お茶会という名の“儀式”が映し出された。

第1話ラストで初潮を迎えたアグネス。ギレアドでは、“不妊から救われた証”として、結婚準備が進められる。学校では、その証として緑色のピンが与えられ、コートも緑色のものをまとう。

“グリーン”になった少女たちは、学校で彼女たちを指導する“おば”たちに気に入られなければならない。少しでもいい相手と結婚するためだ。お茶会はその一環で、ご機嫌取りに、花やスイーツを用意してもてなす。と同時に、司令官の妻となる資質を見定められる場でもある。
「テスタメント/誓願」第4話より
「テスタメント/誓願」第4話より / (C) 2026 MGM Television Entertainment and 20th Television. All Rights Reserved.


■許されない恋をするアグネスとスパイとしての恐怖に震えるデイジー

何一つ権利などないギレアドに生きる女性たち。さまざまな儀式はすべて結婚し、子孫を残すため。定めを受け入れざるを得ない中、まだグリーンではないけれど野心的にいい縁組を狙って計画を進める者もいれば、戸惑いから抜けられない者もいる。

その中でアグネスはひそかに心を動かされる相手を見つけていた。それは結婚すべき相手の司令官ではなく、ギレアドの秩序を守り、警護などをする守護者と呼ばれる職に就いている青年ガース(ブラッド・アレクサンダー)だ。

彼を見るアグネスの潤んだ瞳。それに気付いているデイジーだが、心理状態はそれどころではない。実は彼はデイジーと同じメーデーの協力者なのだが、監視社会のギレアドでは、いつ自分が裏切り者として首吊り状態でさらされるか分からないことにデイジーは怯え始めていた。

メーデー側としては、これまで令嬢たちにデイジーほど近づけた者はいなかった。国を動かしている者たちの娘から何らかの情報を得られる可能性が高いデイジーを、離脱させるわけにはいかないという思惑が働く。

アグネスの秘めた恋のときめきと、デイジーのスパイとしての緊張感。一見華やかだが、所作のすべてが監視される中で、グリーンとなった娘たちの母親の企みもある異様なお茶会という場の中に組み込まれた。

クライマックスには、デイジーが見つけた情報源となりそうなものに思いがけず日本語が。ガースによれば日本とギレアドは対立国であるらしいが、海外ドラマの展開に自分の国が絡むとなんだかもう一段階入り込んでしまう。

そしてアグネスの身に恐るべきことが起きた予感をさせ、緊張感に押しつぶされそうなデイジーと、2人の悲痛な表情で第4話の幕が閉じた。デイジーだけでなく、アグネスの出自も含みが持たされており、スリリングさとドラマ性が素晴らしくかみ合っている。主演するチェイスとルーシーのフレッシュな魅力もいい。SNSには「ハラハラドキドキが止まらない」「ハマった」などの声も上がっている。

「テスタメント/誓願」(全10話)は、ディズニープラスのスターにて毎週水曜に新エピソードを配信。

◆文=ザテレビジョンドラマ部


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