胃ポリープができやすい人の食生活
塩分の多い食品・食生活
塩分の摂りすぎは胃粘膜を刺激し、炎症を引き起こす可能性があります。
具体例としては漬物、ラーメン、スナック菓子、塩辛などの塩分加工食品などが挙げられます。習慣的にこれらの食品を摂っている方は、胃ポリープや胃がんのリスクが高いため、減塩をおすすめします。
過剰なアルコールの摂取
過剰なアルコールは胃粘膜に炎症を起こし、慢性胃炎や胃ポリープ、ひいては胃がんのリスクを上げる可能性があります。具体的には ビール、焼酎、ウィスキー、日本酒、ワインなどです。
刺激物の過剰摂取
香辛料やカフェインの過剰摂取は、胃粘膜を刺激し、炎症を悪化させる可能性があります。
具体的にはコショウや唐辛子、コーヒー、エナジードリンクなどがあります。これらの食品を必要以上に摂取するのは控えましょう。
脂肪分が多い食品の摂取
脂肪分が多い食品は胃酸の過剰分泌を招き、胃の負荷が高くなります。具体的には揚げ物、脂の多い肉料理などがあります。肥満は胃がんのリスク上昇にも繋がりますので、注意が必要です。
胃ポリープができやすい人の特徴
中高年層の男性
特に40代~60代で発生しやすくなる傾向があります。一部のポリープは男性に多いとされるものもありますので、男性は特に注意が必要です。
ピロリ菌感染者
ピロリ菌感染や慢性胃炎があると、ポリープが起こりやすい状態といえます。ピロリ菌の検査をしたことがない方や、慢性胃炎の症状があっても治療歴がない方は注意が必要です。
喫煙者・過度な飲酒をする人
前述の通り、喫煙や過度な飲酒が胃粘膜を傷つけ、胃ポリープや胃がんのリスクが上昇します。該当する人は注意が必要です。
不規則で偏った食生活
脂肪や塩分過多の食生活が胃粘膜を障害する原因の一つになります。消化器内科や内科で食生活指導を受けることが有効です。
長期的に胃酸分泌抑制薬を内服している人
前述の通り、胃ポリープの中でも胃底腺ポリープは胃酸分泌抑制薬(プロトンポンプ阻害薬など)を長期服用している人に多く見られる傾向があります。

