
情報番組「大下容子ワイド!スクランブル」(テレビ朝日系)の4月17日放送で、この日のコメンテーターを務めている脳科学者・中野信子氏のコメントが話題になっているようだ。
連日報道されている、京都・南丹市の男児遺棄事件。この日も同番組ではトップニュースとして報じた。行方不明となっていた小学生の安達結希(ゆき)さんが遺体で発見され、京都府警捜査本部(南丹署)は父親の会社員・安達優季(ゆうき)容疑者を4月16日、死体遺棄容疑で逮捕。17日には、安達容疑者が、逮捕前の任意の取り調べで、結希くんについて「首を絞めつけて殺した」という趣旨の供述をしているとも報じられた。
この事件に対するコメントを求められた中野氏は「この事件をお伝えする側の人間が言うのはどうかと思いますが…」と、前置きし、こう語った。
「私はできるだけ見ないようにしていました。このニュースを見ていて得られるメリットって何なのか?と思ったからです。子供のいる女性は再婚してはいけないのか?ということも感じていますし…」
「コメントすること自体が辛そうに見えた」
慎重に言葉を選んでいるのか、ゆっくりとした口調だった。さらに続けて「再婚して幸せになった女性もたくさんいます。動機の解明とか、そんな“動機”をもし持っている人がいたら全員犯罪者になるのか…そんな、非常に出口が感じられない報道で私は本当に辛く思います」と述べた。週刊誌記者が言う。
「安達優季容疑者は結希さんの義父で、再婚した妻の連れ子が結希さんでした。こうした関係性が報じられて以降、シングルマザーとなった女性の再婚や、女性や子どもそれぞれについて様々な無責任な憶測や私見がネット上に飛び交っているとみられ、おそらく、中野さんはそうした状況を踏まえたうえで、今回のような苦言を呈したのだと思います。この話をしている時の中野さんの表情は暗く、コメントをすること自体が辛そうにも見えました」
少なからずショックを受けている結希さんの同級生に取材しているメディアもあるが、同級生の心境を考えるといたたまれない気持ちになるということもあるだろう。事件の真相究明はもちろん必要だが、その過程で中野氏が示唆するような“デメリット”が広がらないような慎重さや配慮が、報道する側、報道に接する側全員に求められる。
