
3月23日から行方不明となっていた京都府南丹市の小学6年生・安達結希さんが遺体で発見され、義父が死体遺棄容疑で逮捕された事件。連日、各局のワイドショーや情報番組では時間を割いて報じているが、それに伴い引っ張りだことなっているのが「元刑事」の肩書を持つコメンテーターである。
元埼玉県警捜査一課の佐々木成三氏、元神奈川県警捜査一課長の鳴海達之氏、元警視庁の吉川祐二氏など、事件の解説に欠かせない元警察官の面々。捜査当局の視点から鋭い見解を披露してくれる頼もしい存在だが、その「ギャラ相場」はなんとも意外な金額だという。民放のワイドショー関係者が内情を明かす。
「実は『元刑事コメンテーター』のギャラは、レギュラー出演している文化人コメンテーターと比べても大幅に安いんです。出演料ではなく『取材協力費』という名目になることが多く、ある情報番組では、元刑事枠のギャラは一律で『3万円』に設定されています。専門的な知見を披露して番組の要となってくれる存在でありながら、非常にリーズナブルな価格で出演していただいているのが実情です」
「少しでも社会の役に立つなら」という強い思い
さらに、スタジオではなく実際に事件現場へと足を運び、現場検証やロケを行う場合でも、その金額は決して高くはないという。
「現場での取材協力となると拘束時間も大幅に長くなりますが、それでも相場は『5万円前後』となるケースがほとんどです。しかし、ギャラの低さについて元刑事の方々が不満を漏らしたり、値上げ交渉をしてきたといった話は聞いたことがない。皆様、テレビ局側の懐事情を深く理解してくださっていて、何より『テレビで事件の恐ろしさや防犯対策を伝えることで、少しでも社会の役に立つなら』という強い思いで動かれている。掛け値なしに正義感と熱意だけで仕事を引き受けてくれているんですよ」(前出・ワイドショー関係者)
テレビ局にとっても「元刑事コメンテーター」は決して足を向けて寝られない「正義の味方」なのであった。
(塚原真弓)=写真はイメージ=
