リサさんは、結婚1年目で現在妊娠7カ月です。既婚で子どもがいないバリキャリの「ゆうさん」と、独身で推し活が趣味の「のんさん」とは、高校と大学の同級生で、卒業後も親しくしている友人です。
リサさんは久しぶりの女子会で、乾杯して早々、のんさんとゆうさんに「結婚しなよ!」「子ども作ったほうがいいって!」と、次々に口を出してしまいます。
「夫婦で決めたことだから」と返されても、安定した生活と子どもという自分の幸せの基準を、友人へ押し付けてしまうのです。
のんさんがそれとなく止めても、「やめないよ!」と場を仕切り、2人はうんざり………。
解散後、のんさんとゆうさんは「結婚・出産しないと幸せになれないの? 趣味や仕事を大事にして、私たち間違ってないよね?」と、互いに話し合います。
マウントアドバイスに友人2人が思うことは…
















「本当に幸せなら、幸せアピールしないっていうよね?」
のんさんの言葉にゆうさんは、リサさんがこれまで両親と不仲だったり、お金に苦労した時期があり、やっと幸せをつかんでハイになっている、人と比べないと自分の幸せを実感できないのかもしれないと分析します。
それを聞いて、「私たちが幸せになったらどうするんだろう?」とさらなる疑問が。
ゆうさんものんさんも、自分たちが生き方を変えないことをわかっていて、リサさんが無自覚に見下しているのだろうと結論づけました。
「友だち同士どっちが、上とか下とかやめてほしいなぁ」
悪口みたいで気が引けると言いつつも、言われっぱなしでいい気はしない2人。
最後は、「そのうちおさまるでしょ、それまでの辛抱だよ」と、締めくくるのでした。
▼自分の幸せは、誰かと比べなくても十分に価値があるものです。それでも、自分の選んだ道を否定され続ければ、不満のひとつやふたつ言いたくなるのが人間というもの。
リサさんへの不満をあえて本人には言わず、やり過ごすことを選んだのは、友人なりのやさしさでしょう。
大切なのは、どちらが正しいかを決めることではなく、互いの選択を尊重できるかどうか。友人関係もまた、相手への思いやりと節度の上に成り立つものです。自分の幸せを守るためにも、そして大切な関係を続けるためにも、「違い」を受け入れる姿勢を忘れずにいたいものですね。
次の話を読む → 著者:マンガ家・イラストレーター 神谷もち
