
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回取り上げるのは、SNSに創作漫画やエッセイ漫画を投稿しているもずももこさんの『震災1年後に石巻へ行った話』だ。
同作は、実際にもずももこさんが東日本大震災の被災地のボランティア活動に参加した様子を描いたエッセイ漫画。2026年3月11日、もずももこさんのX(旧Twitter)に投稿されると、7000以上の「いいね」が寄せられている。そこで作者のもずももこさんに、同作を描いたきっかけについて話を伺った。
■被災地のボランティア活動で頼まれた“山田さん家の片づけ”

2012年春、労働組合主催によるボランティア活動のため、宮城県石巻市に向かっていたもずももこさん。バスで向かっている道中、当初は海岸清掃をおこなう予定だったが、急遽“山田さん家の片づけ”に変更される。
山田さんの家は津波被害で浸水したものの何とか今まで暮らしてきたが、ついに建て直すことに。そして、家の中を空っぽにする必要があるため、近くの蔵に山田さんの家具や荷物を移すことが今回のボランティア活動だった。
その後、運搬作業や部屋の片づけに取りかかるもずももこさん。テキパキとゴミをゴミ袋のなかに入れていた時、納豆についてくる“からし”が何個も落ちていることに気づき…。読者からは「ボランティアの様子が知れて勉強になった」「実体験だからか心に響いて涙が…」などの声が上がっていた。
■描いたきっかけはSNSのタグ「あれから10年」

――『震災1年後に石巻へ行った話』を描いた経緯についてお教えください。
描いた当時(2021年)、Twitterで「#あれから10年」というタグが使われていて、私もボランティアに行った時のことを残しておきたいなと思ったからです。
――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい」というポイントがあれば教えてください。
こだわりというほどではないですが、被災者に失礼がないような描写にするよう気をつけました。
――様々な反響が寄せられたと思いますが、特に印象に残ったコメントがあればぜひお聞かせください。
山田さんと同じように、災害に遭ってあまりの理不尽に体が動かせなくなった、そういう人を見た、というコメントが多数あり、珍しいことではないんだとあらためて感じました。
――2026年の展望や目標をお教えください。
普段はエッセイよりも創作漫画をよく描いていますが、読んだ方の心にちょっとでも残るような漫画を描きたいです。
――読者へメッセージをお願いします。
拙い漫画ですが、読んでいただきありがとうございました。

