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『思い』『環境』『食事』の3つが遺伝子のスイッチを切り替える 日常生活でオンとオフを楽しんでみる

『思い』『環境』『食事』の3つが遺伝子のスイッチを切り替える 日常生活でオンとオフを楽しんでみる

吉元由美の『ひと・もの・こと』

作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。

たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。

人生を変える遺伝子のスイッチ

82億人の人間の身体中の細胞からDNAを取り出し、くるくる丸めたらどのくらいの大きさになるでしょうか。

人間の身体には、約60兆個の細胞があります。

60兆×82億のDNAを一つにまとめると…気が遠くなりそうですが、想像してみてください。

全人類のすべてのDNAを一つにまとめると、ほんの米粒ひと粒だそうです。

米粒ひとつのDNAのかたまり中に、全人類の生命を司るプログラムと38億年前からの遺伝子情報が入っているのです。

ひとつの細胞の中の螺旋状の遺伝子は32億段の梯子のような構造をしていて、その中に書かれている情報は例えば、1ページが1000文字、1000ページの百科事典3200冊分だそうです。

微細の中に果てしない宇宙がある。私たちの身体の中には、とてつもない広大な宇宙が広がっているのです。

宇宙の写真

筑波大学の名誉教授であり、遺伝子工学の権威である村上和雄先生は著書の中で、また村上和雄ドキュメント映画『SWITCH』のインタビューで、遺伝子は私たちの人生を変える、と主張されています。

莫大な数の遺伝子のほとんどは眠っている状態…それを遺伝子がオフになっている、と表現されます。

ということは、ある遺伝子をオンにすれば思わぬ才能が目覚める可能性が現れることになります。

また反対に、例えば病気になりやすい遺伝子はオフにすれば健康を維持できる、ということになるのです。

遺伝子はスイッチのようにオン、オフに切り替えられると村上先生は主張します。

そしてスイッチを切り替えるのは、『思い』『環境』『食事』だそうです。

食事をする家族の写真

恋愛中のカップルを集めて、ホルモン量を測る実験を行ったところ、精神の安定や平常心、脳の回転を上げるなど脳を活発にするセロトニンの数値が低下し、恋愛感情が冷めると平常値に戻るという結果に。

これは『思い』によってスイッチが切り替えられるというひとつの例として紹介されています。

恋愛中は『平常』ではないということなのですね。

その代わり他のホルモンが活発になったりするのでしょう。

手をつなぐカップルの写真

困難なことがあっても、それを成長のステップだとポジティブに考えられたとき、生きる力が湧いてくる。

これもスイッチを切り替えたことになります。

物事をポジティブに捉えると道が開けるというのは、精神的なことだけでなく私たちの眠っている遺伝子を目覚めさせることにつながっているのですね。

心と身体はつながっていると言われますが、とてもとても深いところでのつながりであり、人間の身体、このいのちの深遠さ、尊さを思わずにはいられません。

それは自分を大切にするという、生きていくための原点に立ち戻ることなのでしょう。

遺伝子のオン、オフ。日常の中で意識し、変化を楽しんでみたいと思います。

作詞家・吉元由美の連載『ひと・もの・こと』バックナンバー

※記事中の写真はすべてイメージ


[文/吉元由美 構成/grape編集部]

配信元: grape [グレイプ]

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