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「たった2日」時効撤廃法案成立の残酷なタイミングに岡田将生“真”と染谷将太“稔”が悔しさにじませ嗚咽<田鎖ブラザーズ>

「たった2日」時効撤廃法案成立の残酷なタイミングに岡田将生“真”と染谷将太“稔”が悔しさにじませ嗚咽<田鎖ブラザーズ>

31年前の両親の殺害事件の真犯人を追う兄・真(岡田将生)と稔(染谷将太)
31年前の両親の殺害事件の真犯人を追う兄・真(岡田将生)と稔(染谷将太) / (C)TBSスパークル/TBS

金曜ドラマ「田鎖ブラザーズ」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系※初回は夜10:00-11:09)の第1話が4月17日に放送され、物語の軸となる田鎖真(岡田将生)と稔(染谷将太)兄弟の両親が殺害された事件のあらましが描かれた。また、今回扱われた事件の次々に起きる予想外の展開に、「面白い!」と視聴者は夢中に。「#田鎖ブラザーズ」がトレンド3位となり、好スタートをきった。(以下、内容のネタバレを含みます)

■時効になった両親殺害事件の真犯人を追うクライムサスペンス

本作は、時効が成立してしまった31年前の両親殺害事件の犯人を探すために警察官になった兄弟が、日々起こる凶悪事件事件と立ち向かいながら両親の事件の真相を追っていく、完全オリジナルのクライムサスペンスである。
幸せだった頃の真と稔
幸せだった頃の真と稔 / (C)TBSスパークル/TBS


■「たった2日…」

1995年4月26日夜、田鎖朔太郎(和田正人)・由香(上田遥)夫妻が自宅で何者かに殺害された。物音で起きた夫婦の長男の真は、犯人らしき男が家から飛び出して道でぶつかった女学生を切りつけて逃げていくのを2階から目撃。次男の稔は左腕を大きく切られていた。だが、犯人は見つからないまま、2010年4月26日に時効を迎えてしまった。

その翌日の4月27日、凶悪事件の時効を撤廃する法案が成立し施行された。しかし、既に時効が成立した事件については対象外とされ、1995年4月28日以降に起きた事件から時効が撤廃されることに。そのニュースを、夫妻の息子である真と稔は絶望感でいっぱいになりながら見ていた。

「たった2日で、もう逮捕もできない…」。法案の成立が2日早ければ、両親の事件の時効は撤廃されたのに。真と稔は、何もできなかったことに悔しさをにじませ、2人で泣いた。
「田鎖ブラザーズ」第1話より
「田鎖ブラザーズ」第1話より / (C)TBSスパークル/TBS


■31年間、過去に縛られたままの真と稔

時は流れ、2026年4月。兄・真は神奈川県警・青委署の刑事に、弟・稔は同じく神奈川県警・捜査一課の検視官になっていた。2人は、両親の事件の真犯人を追うために警察官になったのだった。

2人にはずっと探している人物がいた。それは、事件当日の昼間に父を訪ねてきた男(飯尾和樹)だった。男は連日のようにやって来て、あの日も「教えてください。田鎖さんも港まで運んでいたじゃないですか」「話すことは無い!帰ってくれ」などと口論をして、「また夜に伺います」と言って帰っていったのだった。母が「父ちゃんが取材を受けているらしい」と言っていたあの男が見つかれば、事件の真相が分かるかもしれない。だが、あの日以来、男を探し出すことができないままでいた。

真と稔は、事件から31年間、ずっとあの日に縛られたままだ。
両親が殺された日の昼間に父を訪ねてきた男(飯尾和樹)を田鎖兄弟は31年間探しているが…
両親が殺された日の昼間に父を訪ねてきた男(飯尾和樹)を田鎖兄弟は31年間探しているが… / (C)TBSスパークル/TBS


■「オレは真実にしか興味が無い」

ある日、旅行会社勤務の黒木渚(愛加あゆ)から「海外出張から帰宅したら、同居中の恋人が部屋で死んでいた」との通報を受け、真は同僚刑事の宮藤詩織(中条あやみ)と共に渚のマンションへ。死んだ男は牧村智(紘史郎)、27歳。解剖の結果、死因は頭部の損傷と判明した。

死亡推定時刻から、頭に損傷を受けたのは室内とは限らない可能性が出てきた上に、その原因が事故か事件性のあるものかは現時点では分からない、とのことだった。

その夜、牧村の検視をした稔が、真に牧村の手の側面にすり傷があったことを告げ、「普通は転んだらとっさに手のひらをつくはずで、手をつく暇もないほどの衝撃なら損傷はもっと激しいはず。どんな状況で傷を負ったのか…」と疑問を口にした。

稔が検視の時にそれを言わなかったのは、まだ憶測だったからだ。「捜査なんて、そんなもん」と言う真に、彼は「もし、違ってたら?」と尋ね返した。これまで両親の事件のことで、憶測に期待してさんざん振り回されてきた稔は、「オレは真実にしか興味が無い」と告げるのだった。
「捜査第一課」で検視官をしている稔(染谷将太)
「捜査第一課」で検視官をしている稔(染谷将太) / (C)TBSスパークル/TBS


■死んだ牧村は、「牧村」じゃなかった…!?

牧村の母親が遺体を引き取りにやって来た。だが、遺体を見た母は「息子ではない。息子は40過ぎで、こんなに若くない」と言ったのだ。渚にそのことを告げると、彼女はショックを受け、「結局、私は何も知らなかったんですね。名前どころか、彼がどうして死んだのかも分からないなんて…」と、悲しみをこらえながら呟いた。愛する人がどうやって死んだのかも分からない。同じ思いを抱えて生きてきた真に、その言葉は深く刺さった。

渚から、“元・牧村”の自転車が無くなっていると聞いた真は、稔から聞いた手の側面のすり傷のことを思い出し、自転車を捜索。すると、後輪が変形した彼の自転車が道端で見つかった。ひき逃げの可能性が出てきた。

恋人を殺された渚に、幼い頃の自分が重なる真(岡田将生)…
恋人を殺された渚に、幼い頃の自分が重なる真(岡田将生)… / (C)TBSスパークル/TBS

■めんどくさがりの真が必死になった理由

自転車に付いた塗料から、“元・牧村”をひき逃げした車は白のライトバンと判明。だが、該当する48時間に事故があったとされる通りを走っていたその車種は104台。確認がなかなか進まない中、“元・牧村”の衣服に付着したサビや油から事故の時に道路に重機があったことが分かり、時間は約6時間に絞られ、確認車両は大幅に減った。

真は1人、車のリストを手に夜通し事故車を探し回った。普段めんどくさがりの彼がこれほどまでに必死になるのには理由があった。一つは、渚が自分と同じつらさを抱えていること、そして、彼女が事故現場でビラを配って目撃者を探しているのを見たことだった。彼女のその姿に、同じように毎日目撃者を探す為にビラを配っていた幼い自分と稔が重なったのだった。

真の頑張りのおかげで、残りは9台に。詩織と共に確認に行こうとした時、稔から「2台は違った」との連絡が。稔は「犯人捜しはオレの仕事じゃない」と言っていたが、手伝ってくれていたのだ。

■「何も分からないと、苦しいまま…」

残り3台になり、真と詩織は野上昌也(近藤公園)という車の持ち主を訪ねた。2人は事故のことを伝え、車を見せてほしいと告げると、野上は「今から仕事なんで」とドアを閉めようとした。すると、真は強引にドアの間に体を入れ、「どうせバレる。ひき逃げですか?」と声を荒げた。

思わず「違う。オレは逃げてない!」と言ってしまった野上。夜道で自転車とぶつかってしまい、修理代として2万円を渡して警察に連絡すると言うと、男は「本当に大丈夫」と去った、と野上は告白。「まさか亡くなるとは…」とうろたえる野上に、詩織は「通報しなかった“道路交通法”違反、そして過失運転致死罪になる」と告げた。

そして、真も「知りたいヤツがいるんです。何で大事な人が死ななきゃいけなかったのか…。何も分からないと、ずっと苦しいままなんです」と、当時の自分たちを思い出しながら告げるのだった。そして、ビラを配る渚の元に行き、容疑者が見つかったことを伝えた。
真(岡田将生)とバディを組む刑事の詩織(中条あやみ)
真(岡田将生)とバディを組む刑事の詩織(中条あやみ) / (C)TBSスパークル/TBS


■“元・牧村”の正体

その夜、真らの幼なじみの足利晴子(井川遥)から連絡が。晴子は現在、質店を営んでいるが、以前は新聞記者をしており、真は彼女の情報網を頼って、“元・牧村”の正体を調べることを頼んでいたのだった。

彼女によれば、“元・牧村”の本名は大河内淳。2年前に“高校生を自殺に追い込んだ”とネットにさらされて名前を変えていたようだ。そして、その自殺した生徒は、何と野上の長男だった。大河内の死は不慮の事故ではなく、野上の復讐だった可能性が浮上した。だが、野上は任意同行だったため、警察署を出た後、そのまま行方が分からなくなってしまった。
晴子(井川遥)の情報源は誰なのだろう…
晴子(井川遥)の情報源は誰なのだろう… / (C)TBSスパークル/TBS


■ラスト2分での急展開

ラスト2分で起きたこの予想外すぎる急展開に、視聴者は騒然。「野上、最初から殺すつもりだった?」「野上、どこに消えた?」「面白い!来週も見る!」と、次回を待ちきれないコメントがXに並んだ。

また、視聴者は既に田鎖夫婦を殺した犯人の考察も。兄弟が追っている男はもちろん、「犯人は近くにいる人物では?」と、真の上司で当時の事件にも関わっていた警部補の小池(岸谷五朗)や、母がバイトをしていて今でも兄弟が世話になっている中華料理店「もっちゃん」の店主・茂木(山中崇)にも疑惑の目が向けられた。その一方で、現状、兄弟思いで優しくいい人の茂木に対し「もっちゃんが犯人じゃありませんように」との声も多い。

犯人は、既に登場している人物なのか、まだ出てきていない人物がいるのか。真犯人判明が田鎖兄弟をさらに大きく傷つける結果にならないことを願うばかりだ。

◆文=鳥居美保

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