娘が生後1カ月のとき、念願のマイホームを建てました。しかし、隣に住んでいた男性が、娘に執着するように。エスカレートする言動に恐怖を覚えた私たち夫婦が、娘を守るために決意したことは……。
初めて抱いた違和感
わが家の隣の一軒家には、50代の男性が1人で住んでいました。男性は会うたびに娘をかわいがってくれ、好意的な印象でした。
ある日、娘と同じ0歳児を育てている友人家族と庭で遊んでいると、男性が何度もこちらを見てきました。不思議に思い声をかけると、「こちらの子もかわいいけど、やっぱり娘ちゃんのほうが好き」との発言が……。
子どもを比べる発言に困惑した私は、愛想笑いしかできませんでした。
そしてその日以来、少しずつ男性の言動が気になるようになっていったのです。
好意が恐怖に変わり…
男性は娘に向かって「大きくなったら結婚しようね」と冗談めかして話しかけるなど、その距離感にも違和感を覚えるように。
また、男性が腕を骨折しているときに遭遇し、「娘ちゃんを抱っこしたい」と頼まれたことも。私は「腕が悪化したら大変ですから」と断ったのですが、男性は「抱っこできるなら腕が壊れてもいい」と真顔で言い、引こうとしません。私は“腕を心配する体”で何度も断り続け、ようやく引き下がってもらえました。
だんだんとエスカレートしていく男性の言動。さらに夫の前ではそうした言動が見られないことにも不安を感じ、私は夫にすべて伝えました。

