アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
約2年前、母・あーちゃんにカクカクした動きやすり足のような歩行、歩き始めになかなか足が出ないといったパーキンソン症状が出始めました。気になったワフウフさん姉妹が、当時かかりつけ医として認知症治療薬も処方していた医師に相談したところ「加齢による筋力低下ですね」と言われ、あっさり流されてしまったのがきっかけで、あーちゃんの認知症の病院を探すことになりました。新しい病院では、その症状が「大脳皮質基底核症候群(脳の表面の大脳皮質と深部の基底核の働きが障害されて起こる進行性神経疾患)」によるものだと診断され、薬を調整してもらったおかげですっかり症状は落ち着いていました。しかし、最近またあーちゃんの歩き方に違和感を覚えるようになり、以前のようなパーキンソン症状が出てきてしまいました。早速、医師に相談して薬を調整してもらったので、しばらく様子見です。ワフウフさんは、なんとか悪化させずに、自分の足で歩き続けられるようにしてあげたい……! そう考えていました。
久々の電話攻撃に途方に暮れる姉
糖尿病の病院へ行った後、あーちゃんの誕生日会でパンの食べ放題に行き、敬老パスの手続きをするために区役所へ立ち寄り……と、大忙しの一日。区役所に着いたころには、あーちゃんはかなり疲れていて、明らかに、何も考えず、ただワフウフさん姉妹の指示に従って動くだけの状態となっていました。やはり、あーちゃんの活動限界は4時間前後のようです……。今度、あーちゃんが認知症だと知らないお友だちとの集まりがあるので、うまくやり過ごせるのか、ワフウフさん姉妹は心配しています。

お友だちと出かける日が近づいてきて、あーちゃんは着る服やお金が手元にないことが不安なようで、会うたびに何度も質問されました。

そして、姉・なーにゃんには久々の電話攻撃までしていたのです……。

もちろん、当日は迎えに行くついでにすべての準備を整えると、何度も説明済みです……。

今のように「中途半端に覚えている状態」というのは、とても大変です……。

結局、出かける前日まで、服やお金の心配をしていたあーちゃん。

なーにゃんが大きなメモを渡したことで、ようやく安心できたようです。スケジュール帳や部屋のメモにも同じ内容を書いてあるので、あーちゃんにとって何が安心できる基準なのかは、謎です。

そして当日。すべての準備を整えてなーにゃんが施設に向かうと……。

あーちゃんは施設のレクリエーションに参加中。約束自体を忘れてしまった模様……。

そして、メイクをしていても、いつもは気にしないシミに、ごちゃごちゃ言っていました。

予定よりも準備に時間がかかってしまい、待ち合わせギリギリの時間になってしまいました。なーにゃんが、急ぐように言ったところ……。

あーちゃんの口からは衝撃のひと言が……!


なーにゃんが、今日は私とは会わないことを伝えると、あーちゃんはポカーン……。

まさかの反応に、さすがのなーにゃんも、ポカーンでした……。
あーちゃんがお友だちと出かける日が近づいてきました。そもそも、あーちゃんは約束したことを忘れていて、私たち姉妹がその約束を知ったのは、一緒に出かけるKさんから聞いたから。そして、なんとか「出かける」ということは覚えたものの、出かけるための洋服やお金を、当日お迎えに行ったときに準備をすべて整えるという説明は、何度しても覚えられないようです。
約束の日が近づいてくるにつれ、あーちゃんの中でお出かけ着やお金が手元にないことが不安になってきたのか、会うたびに何度も「何を着て行けばいいのかしら……」「お金も持っていないし……」と言うようになり、ついには姉・なーにゃんに頻繁に電話をかけてくるようになってしまいました。あーちゃんの場合、あちこちに物を隠す傾向があるので、洋服もお金もウィッグも渡せば済むという話ではなく、物事を中途半端に覚えている状態がとても大変です……。
結局、あーちゃんは出かける前日まで服やお金のことを心配していたようですが、なーにゃんがすべての流れを書いた大きなメモを渡したことで、安心したようです。……同じことを、あーちゃんのスケジュール帳や部屋のメモにも書いてあるので、何が安心の基準なのかは謎のまま。そして迎えたお出かけ当日、すったもんだがありながら、なんとか準備を整えて出発。待ち合わせ時間が迫っていたので、付き添いのなーにゃんがちょっと急ぐよう促すと「そうね! ワフウフちゃん、いつも来るの早いもんね!」と。……今日の約束の相手、忘れちゃったの!? なーにゃんが「今日はKさんと会うんだよね」と言うと、あーちゃんはポカーン……。散々振り回されたなーにゃんも、ポカーンとしていました。
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会話が成立していると、どこまで理解しているかなんて意識することもないと思うので、最後の最後に認識のずれが生じると、一気に脱力してしまいますね。サポートは大変だったと思いますが、その分あーちゃんのお出かけが楽しい時間になってほしいものですね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者/ワフウフ
昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。
2023年4月、書籍「アルツフルデイズ 笑いと涙の認知症介護」発売。

