
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は月刊「RMモデルズ」で『オオカミが鉄道模型をはじめるマンガ』を連載していたらつたさんに注目し、SNS上で話題になった作品を単行本化した『オオカミが電車を運転するだけのマンガ』をご紹介しよう。
同作は、架空の鉄道会社で運転士として働く“オオカミ”の様子を描いた一冊。以前らつたさんのX(旧Twitter)に同作のエピソード『関東架空私鉄の運転士見習のあの日のマンガ』が投稿されると、約3000もの「いいね」が寄せられている。そこで作者のらつたさんに、同作を描いたきっかけについて話を伺った。
■見習い運転士として実戦…かと思いきや大地震発生

ある日、見習い運転士の大神は上司の牧原付き添いのもと電車の運転を任される。そして、「発車43分10 時刻よし」「出発、進行!」という大神のかけ声と共に電車を出発させた。
その後に新田駅を通過して「進行!巻尾着線、2番!」と丁寧に喚呼。順調に運転している矢先、運転指令のアナウンスから「地震発生」「全列車直ちに安全な箇所に停止してください」と一斉通告され…。読者からは「リアルな鉄道業務がすごい…」「大地震の時の電車運転士目線が知れた気分になった」などの反響が上がっていた。
■らつたさんが「自分では絶対に描かないだろう」と思った“冒頭2ページ”

――『オオカミが電車を運転するだけのマンガ』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
幼少の頃、電車運転士の1日を追った子供向けのムック本を読んで、電車運転士に興味を持ちました。しばらくそのことは忘れていたのですが、マンガを描くようになってからそのことを思い出し、少しずつ資料を集めて2019年から『オオカミが電車を運転するだけのマンガ』という電車運転士のマンガを描き始めました。
――『関東架空私鉄の運転士見習のあの日のマンガ』を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
今作では主人公で大神が電車運転士の見習いをしていた時代(2010年頃)の空気感や鉄道設備をリアルに描くことにこだわりました。ただ、今までのシリーズ作品とは違い、主人公の一人称の視点を大事にしたいと思っているので、私のこだわりについてはあくまでも自然に見流してもらえると嬉しいです。
――『関東架空私鉄の運転士見習のあの日のマンガ』のなかで特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。
冒頭2ページでしょうか。気に入っているというより、自分では絶対に描かないだろうと思っていた展開だったので驚いたシーンです。
――2026年の展望や目標をお教えください。
『関東架空私鉄の運転士見習のあの日のマンガ』は『オオカミが電車の運転を学ぶだけのマンガ』という2024年4月からSNSで連載しているマンガの一編です。当初の予定より長引いてしまいましたが、この『オオカミが電車の運転を学ぶだけのマンガ』を年内に完結させることが目標です。ありがたいことに書籍化の要望もいただいているので、なんらかの形で実現させたいと思っています。
――読者へメッセージをお願いします。
いつも応援してくださっている皆様、はじめてお読みくださった皆様、本当にありがとうございます。単行本『オオカミが電車を運転するだけのマンガ』と雑誌連載をさせていただいていた『オオカミが鉄道模型をはじめるマンガ』は現在Amazonなどの通販サイトや一部の書店で発売しています。ご興味があればお読みいただけるととても嬉しいです。

