
コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、すごくマイナスさんの作品『半分実体験のフィクション漫画』をピックアップ。すごくマイナスさんが3月24日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、4800件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。
本記事では、すごくマイナスさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
■保護入院で精神科に…!?

今作は作者・すごくマイナスさんの実体験を元に作られたフィクション漫画だ。
主人公の黒虫たま(19)は、音楽活動に力を入れていたところ落単してしまい
母親に精神科へと連れて行かれた。
母親が大変な時期ということもあり、母親を守るための保護入院をすることに。
そこでたまが見た世界とは……?
実際に作品を読んだ読者からは、「この後どうなるのか知りたい」「こういう注意書きがあると安心して読めるし向き合えるね」など、反響の声が多く寄せられている。
■作者・すごくマイナスさん『この希少な体験を作品として昇華させたい』

――「半分実体験のフィクション漫画です」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
少し長くなるのですが僕の母はうつ病を患っており、僕宛に届く荷物などを観察しているんですが、昨年末オークションでビデオテープを購入したのが見つかり、無駄な物を購入するのは異常だと精神病院に連れていかれました。
医師に相談し、自身の精神衛生を守るためにと任意入院をすることになりました。
母を診察に連れて来られないか、と医師に訊かれたのですが、僕の方からそれを打診するのは難しかったので後に見送りました。
せめて、この希少な体験を作品として昇華させたいと思ったのが、作品を描いたきっきかけです。
――今作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントはありますか?
あくまでフィクションであることを示すために、できるだけ奇想天外なギャグを入れました。
また、読んでいて悲しい気持ちにならないよう、あまり暗くなりすぎないように気をつけました。
――今作はSNS上で多くの読者から反響がありましたが、率直なご感想をお教えください。
僕は登場人物のことを正気の人物として描いているのですが、実際の病名を用いて登場人物を揶揄するコメントを数多くいただきました。すごく興味深いことだと思っています。
なぜそう思ったのか、あるいは、自分自身は本当に正気と言えるのか、ということをぜひ考えてみてほしいです。
僕自身も、正気と病とを分ける部分はどこかということを今後も問いかけていきたいです。
――普段作品を描く際に気を付けていることや意識していることはありますでしょうか?
「分かりやすさ」「キャッチーさ」です。今回の漫画で例えると、1ページ目は少しショッキングで目を引くような構成にして、状況がすべて分かるようにしていました。
――すごくマイナスさんの今後の展望や目標をお教えください。
「半分実体験のフィクション漫画」も含め、現在描きかけている漫画をひとまず完成させることです。
そして自分の描いたキャラクターをもっと愛されるように育てていきたいです。
――最後に作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
この度は拙作に目を通してくださりありがとうございます。
この先もゆっくり作品の続きを制作していきますので、どうか暖かくお見守りいただけますと幸いです。

