
池波正太郎のベストセラー小説を映像化した「鬼平犯科帳」シリーズの最新第8弾「本所の銕」(市川染五郎主演)・第9弾「密告」(松本幸四郎主演)が、特別先行版「鬼平犯科帳 本所の銕/密告」として7月10日(金)より劇場上映されることが決定。あわせて、2作品の完成披露を兼ねたファンイベント『鬼平犯科帳祭』の開催が発表され、場面写真も公開された。
■「本所の銕」は原作「密告」から着想を得たオリジナルストーリー
本作は、時代小説の大家・池波正太郎の三大シリーズの一つとして知られ、累計発行部数3000万部を超えるベストセラー時代小説『鬼平犯科帳』を原作にした時代劇シリーズ。
「本所の銕」は、原作の「密告」で描かれた若き日の平蔵・長谷川銕三郎時代のエピソードに着想を得たオリジナルストーリー。「密告」へと繋がる前日譚となり、銕三郎を演じる染五郎が主演を務める。「密告」は、幸四郎演じる平蔵が過去と向き合う姿を描き、2作連なった物語となっている。
■駒木根葵汰、山田真歩らがゲスト出演!山口馬木也、中島瑠菜も
2つの物語の鍵を握る、御家人・横山小平次/盗賊・伏屋の紋蔵の一人二役を演じ分けるのは、駒木根葵汰。また、紋蔵の母・お百を、山田真歩が演じる。このたび公開された場面写真には、平蔵や銕三郎の鋭い視線、小平次の含みのある表情、筆頭与力・佐嶋忠介に密告状を渡すお百の姿が収められている。
また「本所の銕」では平蔵(銕三郎)の父・宣雄を松尾貴史、継母・波津を黒沢あすかが演じ、これまで描かれてこなかった平蔵の過去が明らかに。そして、「第49回日本アカデミー賞」で新人俳優賞を受賞した中島瑠菜が、第2弾の劇場版「血闘」に続き、銕三郎に寄り添う若き日のおまさ役で出演。さらに「本所の銕」「密告」には、平蔵の親友・岸井左馬之助役として、山口馬木也が引き続き脇を固める。
■『鬼平犯科帳祭』ではアフタートーク番組の公開収録も
2025年の第1回に続き、第2回となるファンイベント『鬼平犯科帳祭』が、5月26日(火)・27日(水)の2夜連続で東京・浅草公会堂にて開催される。今回は、1日目は「本所の銕」、2日目は「密告」にそれぞれフォーカスし、日替わりで楽しめるイベントに規模を拡大。当日は、幸四郎らが登壇する最新作の完成披露舞台挨拶や、出演者が集結し撮影裏話を語り合うアフタートーク番組の公開収録を実施するほか、会場限定の展示やグッズ販売も予定している。
さらに、連なる2作がまとめて上映される特別先行版「鬼平犯科帳 本所の銕/密告」は、TOHOシネマズ 日比谷ほかにて劇場のスクリーンで楽しむことができる。詳細は後日発表される予定だ。
■松本幸四郎(長谷川平蔵役)コメント
「本所の銕」、「密告」堂々たる傑作です。「本所の銕」では、銕三郎役の染五郎、若き日のおまさ役の中島瑠菜さん、若き日の左馬之助役の阿佐辰美さん、3人の大きな成長に熱い涙がこぼれ、「密告」では、左馬之助役の山口馬木也さんとの言葉のいらない絆と信頼を感じ、お百の山田真歩さん、小平次と紋蔵の二役を演じた駒木根葵汰さんの血の滲む生き様に引き込まれました。山下監督、堀場監督に感謝、感涙、そしてぜひとも皆様にご覧いただくことを願っております。
■市川染五郎(長谷川銕三郎役)コメント
銕三郎として再び「鬼平犯科帳」に戻ってくることができ、心から嬉しく思います。1年ぶりの松竹撮影所での撮影。銕三郎の性根はそのままに、“進化”させることを心がけました。シリーズ第1弾のTVドラマ「本所・桜屋敷」に始まり、第2弾の劇場版「血闘」、ラジオドラマ「本所・桜屋敷」、そして今回の撮影の直後には歌舞伎版「血闘」でも銕三郎を演じさせていただきました。その銕三郎の集大成にすべく、彼の熱さと鋭さ、器の大きさをより深めて挑みました。もちろん、今回も日焼けサロンで肌を焼いて。父が演じる“漢・鬼平”になっていくまでのグラデーションを感じていただければ幸いです。
■駒木根葵汰(横山小平次・伏屋の紋蔵役)コメント
「鬼平犯科帳 本所の銕/密告」、小平次と紋蔵を演じました。銕三郎、そして平蔵と対峙したあの圧力は今でも鮮明に覚えています。生きるか死ぬかの時代で2つの人生を覗かせてもらい、贅沢な時間でした。二人の生き様を一人でも多くの方に届くことを願っております。
■第8弾「鬼平犯科帳 本所の銕」あらすじ
京に赴いていた長谷川平蔵(幸四郎)と旧友・岸井左馬之助(山口)は青春時代の出来事を思い出していた。平蔵がまだ銕三郎と名乗り、「本所の銕」と呼ばれ放蕩無頼な青春時代を送っていた頃。博打と酒に沈溺し、道場から足が遠のいていた銕三郎(染五郎)に、無頼を従えた御家人・横山小平次(駒木根)が近づいてくる。銕三郎は小平次を相手にしなかったが、執念深い小平次は銕三郎の後を付け回し、やがて銕三郎の周囲の人間にも近づいていく。
■第9弾「鬼平犯科帳 密告」あらすじ
長谷川平蔵の留守中、火付盗賊改方に賊の押込みを知らせる密告状が届く。真偽のほどは定かでなかったが筆頭与力・佐嶋忠介(本宮泰風)らが出張ると、密告の通りに盗賊・伏屋の紋蔵(駒木根)一味が押込みを働いており一網打尽にする。首領の紋蔵を取り調べると、「自分は平蔵の息子だ」と言う。京から戻り紋蔵と対面した平蔵は、紋蔵が放蕩無頼の青春時代に温情をかけた町娘・お百(山田)の息子だと気が付く。平蔵は密告状の主がお百だと推察するが、彼女の身には危機が迫っていた。

