
志尊淳主演の日曜ドラマ「10回切って倒れない木はない」(毎週日曜夜10:30-11:25、日本テレビ系/Huluにて配信あり)の第2話が4月19日に放送され、ミンソクと桃子が「10回切って倒れない木はない」という同じ言葉に支えられて生きてきたことが判明。2人の接点が明かされた。そして、桃子が告げた、その言葉を教えてくれた人物は、意外な人物だった。(以下、ネタバレを含みます)
■波乱万丈×純愛ラブストーリー
本作は、秋元康氏企画のオリジナルストーリー。日本人の両親を事故で亡くし、韓国の財閥の養子・“キム・ミンソク”として育った男が、養父の突然死をきっかけに運命が一転。後継者の座を奪われてやって来た日本でも、裏切り、冷遇、向けられる憎悪など次々に困難な状況に追い込まれる中、知り合った女性医師と惹かれ合い、愛を育んでいく。だが、実は2人は幼い時に出会っていたことをまだ知らない…。翻弄される運命に迷いながらも諦めずに立ち向かっていく、波乱万丈×純愛ラブストーリー。
タイトルの「10回切って倒れない木はない」とは、「どんなに難しいことでも、何度も挑戦し続ければ必ず成功できる」という意味の韓国のことわざで、本ドラマの重要なキーワードにもなっている。

■桃子が「ずっと大切にしている言葉」は…
唯一の味方だと信じていた兄・ヒスン(キム・ドワン)に「オマエを弟だったと思ったことは1度も無い」と言われ、絶望したミンソク(志尊)だったが、療養所のこども食堂に自分用の椅子ができていたのを見て、温かさの溢れた“自分の居場所”があることを知って嗚咽した。涙と共にこの数日のつらい想いを出し切ったミンソクは、そのまま寝てしまい、幼い頃に1人の少女と会った時の夢を見ていた。
目覚めたミンソクに、桃子(仁村紗和)は涙の理由を尋ねたが、彼は、椅子を作ってくれた子どもたちの気持ちが嬉しかったから、とだけ答えた。桃子は、それ以上何も聞かなかったが、何かつらいことがあったのだと感じ、ミンソクの帰り際に、「私が、ずっと大切にしている言葉があって…」と語りかけた。
その言葉は「10回切って倒れない木はない」だった。「諦めそうになった時、いつもこの言葉を思い出すんです」と、言葉の意味を説明し、「この言葉に支えられて生きてきた」と語る桃子を、ハッとした顔で見つめるミンソク…。
彼が「あの…その言葉って」と言いかけた時、院長の風見(でんでん)が帰ってきて、話はそれっきりになってしまった。院長、タイミングが悪すぎる…。
「10回切って~」は、ミンソク(当時は照)の実母が描いた絵本のタイトルにもなっていて、彼が事故に遭った両親の搬送先の病院で出会った、父親を亡くして泣いている少女に「元気が出るおまじない」として伝えた言葉だった。桃子が、あの時の少女なのだろうか…。ぼんやりと考えながら、彼は帰路についた。

■ベルマンとして働くことを決めたミンソク
部屋に戻ったミンソクは、養父・ジョンフン(オ・マンソク)が生前に「一番大事なこと」として彼に伝えた「お客様の一番近くに立って、お客様の立場でホテルを見ること」との言葉を思い出していた。と共に、「何度でも諦めずに向かっていけば、いつか木は倒れる」と言った桃子が浮かび、「ボクはまだ、“10回切って”いない」ミンと、自分を奮い立たせるのだった。
翌朝、ミンソクは、宿泊していた“ファングムホテル”のスイートルームから従業員の休憩室に移り、ベルマンとして働くことにした。それを知った支配人の水島(矢柴俊博)は、「副支配人が…。フザケてるんですか!?」と大慌て。だがミンソクは「副支配人だからこそ、一からこのホテルのことを知りたいんです!お願いします!」と頭を下げ続けた。韓国の本社から「ミンソクには何もさせるな」と命令されている水島だったが、遂に根負けして、くれぐれも自分で勝手に決めたことにするように、と釘を刺して「好きにしたらいい」と目をつぶることにした。


■23年前の出会い
ある日、ミンソクは、桃子の幼なじみの拓人(京本大我)に誘われ、2人で居酒屋に。意気投合して楽しく飲んだ帰り道に、拓人から桃子も23年前に父を事故で亡くしたこと、その病院が、同じく23年前に照の両親が搬送された“山城記念病院”だったことを聞かされたミンソク。やはり、あの少女は桃子に間違いないようだ。
翌日、療養所を訪れたミンソクは、風見に幼い頃の桃子の写真を見せてもらった。それは、あの日、照の隣で泣いていた少女だった。疑問が100%の確信に変わった。
■桃子、記憶を頼りに子供を捜索
奇跡のような再会にミンソクが言葉を失っていると、こども食堂に通っている亮の母親が「亮が学校から帰ってこない」と、療養所に彼を探しに来た。亮の父親はは転勤族で今度は海外赴任が決まり、母親は「もう引っ越すのが嫌でいなくなったのでは…」と心配していた。
夜遅くまで皆で亮を探す中、訪問診療帰りの桃子も合流。桃子は、亮が先日、花見の絵を描きながら「また行きたかったな…」と呟いたことを思い出し、その公園に走り出した。桃子の推測通り、亮は桜の木の下に居た。友だちとの初めての花見が楽しく、来年も楽しみにしていた彼は、「ずっとここに居たい」と泣きじゃくった。
■「会えなくても、全部消えるわけじゃない」
そんな亮に、桃子は「会えなくても、全部消えるわけじゃないよ」と語りかけた。「皆と一緒に過ごしたこと、一緒に笑った思い出は、心の中にずっとずっと残るんだよ」と言い、「いろんな所で、いろんな環境で、1人で頑張ってきたから、それは全部亮くんのステキなところになってるんだよ。だから、大丈夫」と、亮の心をほぐしていった。桃子の言葉は、ミンソクの心にも染み渡った。
ミンソクも亮に「それでも、どうしても寂しくなった時は、“10回切って倒れない木はない”」と告げた。そして、彼の言葉に続けて23年前に自分が伝えたままの説明をして亮を励ます桃子を、あの時の少女の姿を重ね合わせながら見つめるのだった。真実を知らない桃子は、先日伝えた言葉をミンソクが覚えていてくれたのだ、と思っている…。

■“あの言葉”を桃子に伝えた人物
亮を母親に送り届けた後、ミンソクは、自分もあの言葉を大切にして生きてきたのだと桃子に告げた。引っ込み思案だった彼を心配した父が教えてくれた言葉で、それから少しずつ前向きに生きられるようになったのだ、という彼の話を、感慨深く聞く桃子。
そして、ミンソクは「その言葉を知ったのって…」と、ついに思い切って尋ねた。桃子は、父が亡くなって絶望していた時に、励ますために教えてもらい、救われたのだ、と伝え、「拓人が教えてくれました」と告げた。だから、拓人に感謝していると語る桃子に、ミンソクは茫然となった…。
ミンソクが実は日本人で、その言葉を教えた少年だとは夢にも思っていない桃子は、真実を知った時、どうなるのだろうか。桃子に想いを寄せる拓人のついた大きなうそ…。ミンソクは、「それは自分だ」と告げるのだろうか…。
◆文=鳥居美保


