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「最後に握手を…」常に手袋の少年→研修最終日に見せた“1つの決意”に「涙腺崩壊」【漫画家に聞いた】

「最後に握手を…」常に手袋の少年→研修最終日に見せた“1つの決意”に「涙腺崩壊」【漫画家に聞いた】

強迫性障害を患うA君
強迫性障害を患うA君 / 画像提供:ナース専科

アヤ(@aokitajimaru)さんが描く漫画「握手」は、強迫性障害と向き合う少年の勇気を描いた一作だ。ナース専科にて公開された本作は、実際に看護師から寄せられたエピソードを基にしている。目に見えない不安や恐怖と闘う当事者の心の内を、著者のインタビューとともに紐解く。


■手袋を外した少年の決意
【ナース漫画】「握手」01
【ナース漫画】「握手」01 / 画像提供:ナース専科
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02 / 画像提供:ナース専科
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03 / 画像提供:ナース専科


主人公の看護師は、研修中にA君という少年と出会う。彼は強迫性障害を患い、何かに触れたときだけでなく、何も触れていなくても手を洗わずにはいられない状態にあった。ソファに座るときも「直接触りたくなくて」と両手に手袋をはめていた彼だが、看護師との他愛もない会話を通じて少しずつ心を開いていく。

ローテーション研修の最終日、別れのあいさつをする看護師の前に現れたA君は、右手の手袋を外してこう言った。「最後に…看護師さんにしてほしいことがあって…握手してください」。周囲から見れば何気ない光景だが、不潔恐怖という凄まじい恐怖と闘いながら、彼が自らの意志で手袋を脱ぎ捨てて振り絞った、最大級の勇気ある行動だった。

■「可哀想」ではなく「共感」を

著者であるアヤさんは、強迫性障害について「虫が触れない、血が怖いといった人それぞれの『不可能』が、生活に大きく支障が出てしまう対象になってしまったもの」と分析する。本人がどれだけ頑張っても抗えない恐怖だからこそ、できない自分を責めてしまう苦しさがある。

アヤさんはインタビューの中で、こうした病気こそ「可哀想」や「大変だね」といった同情ではなく、周囲の「共感」が必要だと語っている。実際の看護現場で起きたこのエピソードは、単なる美談ではなく、病気と闘う当事者の孤独に光を当て、同じ苦しみを持つ人々や周囲の人々へ大切な視点を提示している。


取材協力:アヤ(@aokitajimaru)

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