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町田啓太、好青年から癖のある役まで好演 「タツキ先生は甘すぎる!」の主演が放つ多彩な魅力

町田啓太、好青年から癖のある役まで好演 「タツキ先生は甘すぎる!」の主演が放つ多彩な魅力

町田啓太
町田啓太 / ※ザテレビジョン撮影

ドラマ「タツキ先生は甘すぎる!」(毎週土曜夜9:00-9:54、日本テレビ系)で主演を務める俳優・町田啓太。目を引く華やかなビジュアルと安定した演技力で、これまで多くの人の心を掴んできた。本記事では、そんな町田の経歴とともに、彼が出演する作品を通してその魅力を紐解いていく。

■「チェリまほ」でブレイク 俳優・町田啓太の歩みと現在地

2010年に開催された「第3回劇団EXILEオーディション」に合格し、芸能界入りを果たした町田。もともとはパイロットを目指して航空高校に進学していたが、途中でダンスに目覚め、日本体育大学へ進学するという異色の経歴を持つ。

オーディション合格後は、舞台「ろくでなしBLUES」で俳優デビュー。その後、NHK連続テレビ小説「花子とアン」や映画『HiGH&LOW』シリーズなどさまざまな作品へ出演し、端正な顔立ちと抜群の存在感で多くのファンを獲得してきた。

そんな町田の知名度を一気に加速させたのが、“チェリまほ”ことドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(2020年放送、テレ東系)だ。本作で町田は、“触れた人の心が読める魔法”を手にした冴えないサラリーマン・安達(赤楚衛二)に恋するエリートイケメン・黒沢を好演。ひたむきで誠実な恋心を丁寧に表現した演技は高い評価を受け、恋人役の赤楚とのペアも大きな話題に。そして、視聴者の支持に応えるように、ドラマ「SUPER RICH」(2021年放送、フジテレビ系)では“恋のライバル”として赤楚と再共演を果たした。

その後も、「今際の国のアリス」(Netflix)や大河ドラマ「青天を衝け」(NHK)をはじめ、「失踪人捜索班 消えた真実」(テレ東系)や「九条の大罪」(Netflix)など、多彩なジャンルの作品に出演。俳優としての幅を着実に広げている。
町田啓太
町田啓太 / ※ザテレビジョン撮影


■まさにハマり役? “好青年”を自然体で体現する町田啓太の魅力

4月11日から放送を開始したドラマ「タツキ先生は甘すぎる!」で主演を射止めた町田。学校に行けない子どもたちが過ごすフリースクールを舞台に、子どもたちに甘すぎるほど寄り添うスタッフ・浮田タツキを演じている。

町田は以前から「教師役や、子どもたちと触れ合う役を演じてみたい」と考えていたようで、出演オファーを受けた時の心境について「運命的なものを感じました」と公式コメントで明かしていた。念願の役どころとなった本作では、太陽のような明るさと包容力を体現しながら、子どもたちと共に悩み、成長していく姿を自然体で表現。俳優としての新たな一面を強く印象づけている。

また、ドラマ「西荻窪 三ツ星洋酒堂」(2021年放送、MBSほか)でも、町田は誠実なイメージを活かして好青年役を熱演。ひっそりと佇むバー・三ツ星洋酒堂を舞台に、悩みを抱えるゲストキャストが客として毎話登場する本作で、町田が演じたのはバーテンダー・雨宮涼一朗。幼少期から何不自由ない生活を送ってきたが、先代オーナーが亡くなったことをきっかけにバーテンダーとなり、訪れる客の悩みに静かに寄り添う人物だ。

涼一朗は人の気持ちを理解し、困っている人を放っておけない優しい好青年。その柔らかな佇まいはタツキとも通ずるものがあり、町田の持ち味である“自然体の包容力”が際立つキャラクターといえるだろう。多くを語らずとも相手の懐に入り込み、気づけば心を軽くしているような人物像を、町田は繊細な演技で丁寧に表現している。

なお、本作にあたり、町田はプロの指導のもとカクテルづくりを習得。所作の細部まで行き届いた自然な立ち居振る舞いに加え、藤原季節や森崎ウィンとの軽妙な掛け合いも、作品に心地よいリズムを生んでいた。

“相手に寄り添う人物像”を違和感なく、そして自然体で体現できるのは、町田ならではのナチュラルな包容力と繊細な表現力があってこそ。セリフの端々やふとした表情の揺らぎに、気づけば引き込まれ、心がじんわりと温かくなる。そんな深い余韻を残す演技に、町田の俳優としての魅力が詰まっているといえるだろう。
町田啓太
町田啓太 / ※ザテレビジョン撮影


町田啓太
町田啓太 / ※ザテレビジョン撮影

■一癖、二癖あるキャラクターもお手のもの

「チェリまほ」をはじめとする“さわやか好青年”像で注目を集めてきた町田。しかし、その安定した演技力を活かし、時に一癖も二癖もあるようなキャラクターにも積極的に挑んでいる。

ドラマ「ダメな男じゃダメですか?」(2022年放送、テレ東ほか)では、東京で見栄を張りながら偽りの人生を送る大学生・田町権太を熱演。田舎でたくましく生きる祖母・カツヨ(宮崎美子)と入れ替わってしまうというユニークな設定の中で、町田は繊細な役作りを披露している。

心優しく周囲に流されやすい性格ゆえに、自分を取り繕ってしまう田町の弱さと、不採用通知に落ち込む本来の姿とのギャップを丁寧に表現した町田。さらに、カツヨと入れ替わった際には、方言丸出しの堂々とした語り口や人を思いやる眼差しまで自然に体現し、キャラクターの説得力を高めている。

また、スペシャルドラマ「嘘から始まる恋」(2021年放送、日本テレビ系)で町田が演じたのは、大手商社に勤める淳之介。本作では、元恋人に嘘をつかれ失恋した莉子(本田翼)が、“嘘のない愛”を求めて青森から上京する物語が描かれる。

淳之介は、莉子の津軽弁に嫌悪感を示す一方、自身も地方出身であることにコンプレックスを抱えている人物だ。口の悪さや自意識の高さから「自分に見合う女性がいない」と嘆く“こじらせ系男子”という難役を、町田はリアルな温度感で体現。“正統派イケメン”のイメージとの落差を生かし、不器用さや滑稽さを魅力へと変えることで、作品のコメディ性を引き立てた。莉子との関係を通じて、徐々に本音と向き合っていく過程も自然体で演じ、視聴者の共感を呼んでいる。

さらに、映画「スキマスキ」(2015年公開)では、隙間フェチの大学生・ヘイサクという異色の役どころに挑戦。向かいのアパートにカーテンの隙間を見つけ、そこに住む女性に心を奪われていくという、奇抜なストーリー展開となっている。

本作で町田は、恋心と罪悪感、そして“覗き”への欲求の中で葛藤する姿を巧みに演じてみせた。吉田浩太監督から「惜しげもなく自分のバカさを魅力たっぷりに演じてくれた」と称賛されるなど、その振り切った演技は高い評価を受けている。

このように、町田の魅力は“さわやか好青年”という枠にとどまらない。端正なルックスを持ちながらも三枚目やクセのある役柄に真摯に向き合うことで、キャラクターに奥行きを与え、俳優としての表現力を一層際立たせている。そんな彼の活躍に、今後も注目していきたい。

なお、町田が出演する「タツキ先生は甘すぎる!」「ダメな男じゃダメですか?」「嘘から始まる恋」「スキマスキ」「西荻窪 三ツ星洋酒堂」などの作品は、動画配信サービス・Huluにて見放題配信中。

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