これは筆者が社会人になって数年目、転職したばかりの頃に体験した実話です。
慣れない職場で戸惑いながらも、毎日必死に働いていたある日、後輩の“ひと言”が社内の空気を一変させました。
「新人だから……」とあきらめていた私にとっても、大きな気づきを与えてくれた出来事です。
新人はコピー取りが当たり前?
数年前、転職して新しい会社に入社したばかりの頃の話です。配属された部署には、昔ながらの風習が色濃く残っていました。中でも気になったのが、「新人はまずコピー取りから」という暗黙のルール。毎日のようにベテラン上司が分厚い資料をドンと手渡し、「これを50部お願い」と言ってくるのが恒例行事のようになっていたのです。それに加えてお茶くみやトイレ掃除など、任せてもらえるのはどれも雑用とも言える仕事ばかりでした。
雑用? それとも学び?
当時の私は、「この時間をもっと実務の学びに使えたら……」と内心モヤモヤ。周囲も同じように思っていたようで、特に後輩のA君はかなりストレスを感じていた様子でした。でも、誰もその空気を壊すことができず、結局従うしかないのが現実でした。

