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<LOVED ONE>不可解なひき逃げ事件を解明する中で浮かび上がったディーン・フジオカ“真澄”の幼少期

<LOVED ONE>不可解なひき逃げ事件を解明する中で浮かび上がったディーン・フジオカ“真澄”の幼少期

真澄(ディーン・フジオカ)の幼少期の回想シーンも登場
真澄(ディーン・フジオカ)の幼少期の回想シーンも登場 / (C)フジテレビ

ディーン・フジオカが主演を務めるドラマ「LOVED ONE」(毎週水曜夜10:00-10:54、フジテレビ系/FODにて配信)の第3話が、4月22日に放送された。真澄(ディーン)たちMEJは、不可解な痕跡のひき逃げ事件の謎を追った。(以下、ネタバレを含みます)

■隠された真実と“生きた証”を解き明かす法医学ヒューマンミステリー

完全オリジナルストーリーとなる本作は、法医学という硬質な題材をとおして、人を思う気持ちや生きていた時間を丁寧にすくいあげ、日本社会に多く存在する“死因不明”の闇に静かに光を当てる新感覚の法医学ヒューマンミステリー。厚生労働省主導で新設された法医学専門チーム「MEJ(メディカルイグザミナージャパン)」が、遺された痕跡を手掛かりに、隠された真実とその人が生きた証を解き明かしていく。

“LOVED ONE”とは、法医学者が遺体にささげる込められた言葉で、“亡くなった人”ではなく、かつて“誰かに愛されていた存在”として呼ぶための名。

ディーンが演じるのは、MEJに招へいされた、アメリカでメディカルイグザミナーとして数多くの検視を担当してきた変わり者の天才法医学者・水沢真澄。そして真澄のバディとなる、MEJのセンター長で、崖っぷちのエリート官僚・桐生麻帆を瀧内公美が務める。

ほか、MEJメンバーとして、死後画像診断専門の法医学者・本田雅人役で八木勇征、臨床法医学専門の法医学者・高森蓮介役で綱啓永、法歯学・骨学専門の法医学者・松原涼音役で安斉星来、検査技師・吉本由季子役で川床明日香が出演。

■真澄たちはひき逃げ事件に潜む不自然な痕跡を追う

造船所の社長・伊澤(坪倉由幸)がトラックにひかれたとみられる事故の一報を受け、現場に向かった真澄と麻帆。刑事の穂乃果(山口紗弥加)は、現場の状況から単なる交通事故ではないと考えていたが、真澄もすぐに「矛盾」を感じ取った。衝突事故にしては被害者が跳ね飛ばされた距離があまりにも近い。にもかかわらず、道路には車が加速した跡が残されていたのだ。

真澄が本田、高森らと解剖をした結果、死因は骨盤骨折による出血性ショックだと判明。しかし、通常の交通事故であれば、走ってくる車から身を守ろうとしてつくはずの防御創がなく、衝突したにしては外傷も少なかった。

翌日、真相解明への“ピース”を見つけようと、再び真澄と麻帆は現場へ。すると、事故を起こしたトラックを運転していたドライバーが見つかったと連絡が入る。ただ、そのドライバー・田村(若林時英)は、首を吊った状態で発見されていた。

運送会社のドライバーとして、伊澤の会社を担当していた田村。伊澤の妻・明美(遊井亮子)は一度だけ2人が口論しているところを目撃したというが、月に何回か2人で会っていたようだとも語った。その田村の遺体にも不自然なところがあり、解剖をすると、死因が首吊りとは断定できなかった。

■真澄や麻帆は事件の手掛かりを丁寧に追う

伊澤が抱えていた経営のための借金、そして3カ月前にかけられたという生命保険。穂乃果たち警察は、明美の自殺教唆の線で捜査を進めると真澄たちに告げる。

真澄と麻帆も穂乃果たちとは別に明美に聞き込みに行くと、伊澤夫妻には10年前に自死した息子がいたことが判明。麻帆は、後日あらためて明美の自宅を訪ね、家の中に残る手掛かりを探させてもらう。一方、真澄は運送会社で伊澤をひいたとされるトラックを調べた。

そうして真澄たちが丹念に集めた“ピース”で解明されたのは、悪質な事件であったこと。犯人は、第一発見者である運送会社の社長・山貫(石垣佑磨)だった。トラックの整備不良から田村は一酸化炭素中毒になり、その田村を帰宅途中に見つけた伊澤も助け出すときに一酸化炭素中毒に。

GPSを手掛かりに田村がさぼっていると思い駆け付けた山貫は、伊澤の「トラックが何かおかしい」という発言から整備不良を見つけ、バレれば会社がつぶれるとして交通事故に偽装する犯行に及んだ。すぐに救急車を呼んでいれば、2人の命は救われたと思われた。

■法医学者に進んだ真澄の幼少期の出来事が映し出される

真相を解き明かす大きなピースとなったのは、田村の遺書と思われた「こんな人間でごめんなさい」というメモ。それは、伊澤の息子が書いたもの。伊澤は息子の思いを汲み取ってやれなかったしょく罪のために持ち歩いていたのだった。

伊澤の一人息子への愛。それを重ね合わせた田村への愛情。事件の裏に隠れていた、切ない“親子関係”が真澄たちMEJによって明かされた。まだ第3話ではあるが、突然の別れを迎える残された者が真実を知り、生きていた証を感じられることの意義の大きさが回を重ねるごとに胸に迫る。

そんな中、ひっそりと差し込まれていたのが、真澄の幼少時の描写。ある夏の日に木を見上げる少年・真澄。木にとまって鳴いていたセミが寿命を迎え、ポトリと地上に落ちた。そのセミに近づいたところで、「真澄。やめなさい、死骸に触るなんて」と声を掛けられる。その人物は真澄の父で、「どうして?」という真澄少年の問いに「死んでるものに価値はないんだよ」と答えた。

真澄の父は白衣を着ていて、名札からも医者であることが分かった。そのときの父の言葉が真澄が法医学者の道に進んだことに関連するのだろうか。その回想と同時に、真澄の机の上に連続殺人事件の資料が置かれている様子が映し出され、各話ごとの事件とあわせて真澄に関する縦軸の物語がいよいよ動き出していきそうだ。

◆文=ザテレビジョンドラマ部





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