「女性蔑視」と「ジェンダー不平等」を訴える声
また、女性の身体部位を模し、「食べ物で遊ぶ」行為そのものが、女性蔑視を象徴し、性欲と食欲の混同を助長すると指摘されています。フェミニスト層からは「女体遊びの時代は終わった」「性的嫌がらせだ」といった強い拒否反応が示されました。
さらに、ジェンダー不平等を訴える声も多く、「男性の陰部を模したケーキなら即座に犯罪なのに、おっぱいは許容される風潮」への疑問が提起されています。公共の場での露出が、女性のみを標的にした性的嫌がらせと見なされるという指摘です。そのほか、ケーキ屋のショーケースに陳列されることへの「不衛生・悪趣味」といった意見も多数寄せられました。
X上の反応は…?特に女性から強い不快感
X上のコメント分析では、批判が大方を占めており、特に女性ユーザー(母親属性、フェミニスト属性)からの拒否反応が圧倒的に強いという傾向が見られます。女性は「子供への悪影響」や「ジェンダー平等」の視点から強く非難しています。
一方、一部の男性ユーザーからは、「身内の思い出なら良いんじゃない?昔は普通に売ってたノリ」といった、個人的なユーモアとして擁護したり、「過剰反応」と見なす中立的・擁護寄りの意見が少数ながら見られます。
この「おっぱいケーキ」を巡る議論は、昔ながらのジョーク文化と現代のコンプライアンスやジェンダー規範との衝突を鮮明に浮き彫りにしています。
(LASISA編集部)

